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リレー

ども彦坂です。

 

 

 

 

がまだきていないようなので、小野寺がきました。

リレーのこと書きます。レースプランを考える人が僕しかいなかったので、以下レース前日の僕の思考を巻き散らかします。インカレのみっちーさんブログリスペクトです。

初めに言っておくとめちゃ長いです。一橋のノルディックの後輩には読んでほしいけど、長いので他の方々は興味があれば読んでください。

 

 

今回の10大戦はノルディックの戦力を固められているところが少なく、シーズン前からリレーの争いは北海道、東北、東工、一橋の4つに絞られると思っていました。そして、大会を通して圧倒的な北海道は戦力的にも抜けていて、優勝は固かったので東工、東北にどう勝つか、のオーダーを考えました。例年であればエントリーは公開されていたのですが今年はエントリーも分からなかったのでそこの予想からでした。

ちなみに10大戦のフリー、クラの成績から、一橋は小野寺梶原がクラシカル、圡橋彦坂がフリーは確定していました。

ライバル校のエントリーは

東工:中島田淵がクラシカル、こうだい村岡がフリー

東北:山西たかひろがクラシカル、ひろたかけいとがフリー

を予想していました。10kmのタイム的にはトントンか、やや東工に負けているぐらいですが、十分に戦えると思っていました。

で、うちのオーダーを考えます。3,4走は海斗けんで決まってました。いつもそうだったので。なので1,2の順だけ考えていました。

予想エントリーのフリーの部分を見ると、海斗大空はほぼ同じで広大が10秒ほど抜ける形、エースは渓人→健→村岡の順でけいとと健ちゃんが45秒、健ちゃんと村岡は40秒ほどの差だろうと思っていました。

なので、1,2走では東工大に30秒までのビハインド、東北大には1分のリードが欲しいと考えてました。

1走を予想するとき、東北は去年通り山西で来るだろうと思っていて、その一方で東工はマジでわかりませんでした。なので

山西→今井

田淵→中島

中島→田淵

に対して上の目標タイムを守れる算段の高いオーダーはどっちだろうと考えてました。

梶を1にした場合、山西には15秒リード、田淵とは15秒ビハインド、中島とは30秒~1分で、

僕が1の場合、山西には1分~2分、田淵には15秒リード、中島には15秒ビハインド

くらいだろうと思っていました。田淵が厄介で、僕はクラで勝ちましたがマスだと全然離せる気がしなくって、梶に対中島への安全リードを渡せないと思ったので、僕も田淵も1のケースは結構嫌でした。また、1で中島と梶が噛み合うケースも1でレースが終わりかねず、嫌でした。

つまり、逃げる形になる対東北は一旦置いといて、ついていく形になるであろう対東工で中島と小野寺を噛み合わせるのが理想でした。

でもそれはジャンケンなので、どっちがより勝てるかを考えたときに、体力のある梶であれば、後ろからきた中島についていくことはできるだろうと思ったし、本人もそっちの方が気が楽だと言ったので、小野寺→梶原で決めました。4回目になる1走ですが、これまで1回も自分の役割を果たせず終わっているので今回こそは頑張りたいと思っていました。

なので一橋は小野寺→梶原→圡橋→彦坂になりました。

レースプランはクラ区間は耐えて東工大についていきつつ東北とのリードを確保、ほぼ同じ走力の3走でミスらず繋いでエースに託すと言う形でした。

例年の東工はフリー1人目にエースを置いてきたので、村岡が最後にくる確証はなかったけど、「彼女きてるしいいとこ見せたいから最後やろなぁ」とは思ってました。

 

はい、長くなりましたがレース前の頭はこんな感じでした。渡部さんとも話してたんですけど、レースプランを組み立てる時間が一番楽しいです。展開頭に入れとくだけで楽に滑れるので考え得ですね。

 

てな訳で当日。

山西フリー板履いてるが???????????

はい。エントリー外しました。(笑)

まさか大空がリレー落ちるなんて思わんでしょ…

まあクラシカル走る1年生の子新人賞なので層の厚さに感服です。それでも山西本調子ではないし、1分強あれば勝てると思っていて、東北からは逃げる形なのでレースプランに変更はなかったです。

さて、問題の東工大は中島が1でした。ジャンケンに勝ちました。これであとはプラン通り、中島にでいるだけついて行き、梶に渡すという流れが決定しました。

もう一つの勝負所、グリップ合わせは非常に難しかったです。太陽照りすぎていて刻一刻と温度帯が上がっていく始末でクリスターを塗り始める所もちらほらいました。

一橋はボックスで行ける気配があったのと、クリスターにすると上の2kmの上りが下駄ると思ったので強めのボックスで行くことに。下も止まるし上も詰まらないギリギリのラインを攻めてました。梶がロッサ詰まって渋いと言ったのでロッサの1つ下のレッドエクストラで挑みました。

同じものを塗った女子の理帆を見てる感じいけそうな気配あったのですが、バーナーの音があちこちから聞こえてくるし不安ではありました。不安が消えたのは理帆が走り終わった時で、「いけます」をいただけたので自信をもって挑みました。(レース直後にごめんね、まじで助かりました)

 

スタートレーンの静寂、大好きです。

1走でしか味わえないこの緊張感。

僕1走になりたい理由の半分くらいはこの30秒に詰まっています。

 

右前からのスタートで、1番前スタートの東工・中島が下り苦手なのをフリーの時感じていたので最初は頑張って漕ぎ、巻き込まれないよう先頭でカッターに入りました。

序盤はるきが逃げ、渡部さんもそれにつきましたが、この二人は逃してもいいのでしんどくないくらいについていき、1週目の最後の登りまでに佐賀→治希→小野寺→渡部→中島の順(多分)でした。多分僕との差をつけたかったであろう中島がここで上げたのでペースメーカーにしていた治希を離れ、追う形に。ここまで秒差ゼロで理想的でした。登りでも顕著でしたが中島の板は詰まってそうで、登り終わりからの下りで佐賀さん小野寺で抜け出す形になりました。正直佐賀さんは逃してもよかったのですが、まだ余裕があったので抜かして先頭に出て自分のペースで行くことにしました。最後の登りまで佐賀さんを引っ張って最後の最後で抜かれ、1走2位でした。東工には35秒、東北には3分のリードで渡しました。会心の滑りをした思いますが、準備の賜物だと思います。本当に落ち着いて、プラン通り滑れました。準備、大事。これに尽きる。

以上が自分の脳内です。以下レース展開です。

2走の梶、1週目はリードを維持する好走を見せたものの、周回レーンを間違えて東工大に抜かれます。3走に渡るときには50秒のビハインドに変わり、海斗も縮められず、最終的に健ちゃんもスタートで転けてアンカー村岡に10秒縮めるにとどまって3位でした。

 

梶のミスはあってはならないものでした。本人が一番わかっていると思います。

彼には来年もあるのでこのミスを糧にぶっちぎるような滑りを来年見せてほしいです。

 

結果を見てみると広大村岡vs彦坂圡橋は2秒勝ち、山西渓人vs圡橋彦坂は1分30秒負けで、プラン通りにはいかないなぁと言った感じですね

結果3位で目標だったメダルを取れてよかったです。梶、海斗、健ちゃんには感謝してもしきれません。

また、初めての九大戦でレースクラッシュした時のリレーメンの市村、影山両先輩にこのレースを見せられてよかったです。あの時が今に繋がっていると本当に思っています。2年前一緒に走ってくれてありがとうございました。

 

後輩にもこのくらい考えて臨んでるよ、というのを言いたくて書き始めましたが、頭の整理が難しくてめっちゃ読みづらい&長いブログになったけどこんな感じです。

十大戦の総括はまた上げるかもです。

 

運営の東大の方々、暖冬という難しい状況の中大会運営にご尽力くださりありがとうございました。

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