再び旭岳にやってまいりました、清水です。

ここはやはり何度来ても最高です。
おいしい食事と、温泉と、快適な部屋と、飲み放題の珈琲・紅茶と、他大の美女と、優しい宿の人達と、そして何より宿の目の前に広がる白銀のコース。

これぞエンジョイ・クロスカントリー！

寒さと溜まる疲労さえうまくマネジメントしてやれば、文句一つ無い素晴らしい環境です。

と、前置きはここまでにしておく。

一時、俺が旭岳を離れアイスじゃんけんとは無縁の生活を都会で営んでいる間に、実は浅沼が怒涛の３連敗をしていたことが発覚した。
彼が合宿病の症状を重くしていくのに伴い、どうやら運も彼を見限った様だった。

彼が３連敗目を喫した時。
人数は３～４人ぐらいと記憶している。
そして、３連敗という事実は、合宿病に対してある種免疫の様な効果を持っていた彼の理性をぶち壊すには充分過ぎる程の衝撃を携えて彼の精神を襲い(そもそもそのタガは首皮一枚の状態であった様だが)、とにもかくにも最後の一押しをくれてやった次第である。(Ｓ井談)

合宿病を発症した彼は、人の財布でアイスを食える事実に満悦の表情でその嬉しさを遺憾無く表現するじゃんけんの勝者達に向かい、一体何を思ったのか

『俺はハチミツを買う』

と、妄言を宣(のたま)い出した。

アイスじゃんけんの敗者が、その被害を最小限に抑えるべく、自らは何も買わないという焼石に水的な策に出るのは珍しい事ではない。しかし、彼は何と戦いで負った傷口を自ら更に切り裂き広げたのである。ハチミツ：980円
その値段は明らかに勝者達に奢る金額の総和を上回る。

この事実を以って、彼、浅沼君の合宿病発症を確認するに至る。

勝者達のアイスと一緒にハチミツをフロントに持って行った浅沼君は、宿の人に『あ、これ買う人いたんだ』と言われたそうだ。宿の人もビックリ。
その時、浅沼君を見る宿の人は、いかにも合宿病患者を哀れむ様な顔をしていたらしい。。。(Ｓ井談)

写真はハチミツです。陳列棚の隅の方で我が身を隠すかの様に安置されていたハチミツ、常人にはその存在に気付くことさえ難しい。しかるに前述の通り、常人ではない人によって購入されていった。

ちなみに本日のアイスじゃんけんの敗者は、芦田君。初黒星。終始平和。

そーいえば、今日は宿からおしるこ食べ放題のサービスがありました。昨日下山した田辺君は残念でした。
ご飯におしるこぶっかけて『おはぎ』と称し満足そうに食す佐藤、君の精神がまだ常軌を逸して無いことを切に願う。