ジャンプへの思いと感謝と最後の1年に向けて
2年間のコンバインド主任の任期を満了しました。
卒業でも引退でもないですが、スキージャンプに選手としてかかわるのは今年度が最後になってしまったので、ジャンプについての振り返りとさせていただきます。
自分の大学内では普段のブログや手紙など伝える機会が多いように思いますが、他大の選手に思いを伝える機会はあまりないのでと思い、ジャンプ中心の内容になってしまいました。各大学のジャンプの方に読んでいただけると幸いです。
自分は決して出来たコンバインド主任でもコンバインド選手でもなかったけれど、この2年間最後まで務めさせて頂けたのは、間違いなくたくさんの方の支えがあったからです。
ということで、
他大のジャンパーさんへ。
二木さんと後藤さんへ。二人はずっと自分の追いつきたい存在で、だけど最後まで追いつけなかった、大好きな先輩です。入った時から合宿や大会ではいつもお二人がいて、いつか二人のように飛びたいと思ってやってきました。二人がいたから最初の辛い1年目も辞めずに頑張れました。二人がいない女子ジャンプ界は想像できないです。時に厳しく、時にやさしく、常にあたたかく、ずっとそばにいてくれて、ありがとうございました。大好きです。
稲森さん飯本さん。1個上で間違いなく九大勢トップのジャンプを飛ぶお二人はみんなの憧れでもあり、ポストえばかげ先輩感がすごかったので、最後の1年は勝手に親近感を感じておりました。だからたくさん絡みにいきました。いつも優しく対応してくれてありがとうございました。(笑) これからも大ジャンプを飛び続けてください。きっと私の同期が年内にお二人を超すジャンプを見せてくれると思います。
大坪さん。全然お話しする機会がなかったのでもっとお話ししたかったです。最後の1年は小林陵侑スタイルになっててすごくかっこよかったです。個人的には似合ってると思うので続けてほしいです。
惇朗さん。1年生のときからよく一緒に合宿してたこともあって、最後の1年で、東工大の1年生ズをあたたかく見守る姿がすごく印象的でした。最後のインカレのコンバインドは特にかっこよかったです。
下の代は多いので女子だけで、、
わかばへ。今年は完敗でした。圧倒的な成長と、根性と、確かな実力で着実に結果を出していること、本当に尊敬してます。これからの九大勢女子ジャンプ界を引っ張っていく存在になると思うけど、頼もしさしかないです。
北大のお二人へ
あんまり関わる機会がなかったけど、今年度のシーズンで初めてジャンプ台であえて嬉しかったです。クロカンの速さはさすがとしか言いようがないです。次の1年はもっと一緒に練習できたら嬉しいです。
るなはなへ。夏の合宿から一緒にいくことが多かったけど、こけても絶対めげずに上ってきて、恐怖心と戦いながらもそれにうちかつ粘り強さを持つ二人の存在が、自分の競技への気持ちを支えてくれました。これからの活躍が楽しみでしかたないです。柘、小口、こうだい、西川もです。一緒にいった鹿角合宿から皆すごく成長してて、ほんとにすごいと思います。こんなに素敵なメンバーばかりそろったチームと一緒に活動出来る機会が多かったのはすごく幸せでした。東工大ジャンプチームほんとに全員大好きです。もちろん他の九大勢のジャンプチームも大好きです。
ここではかききれないけど、全てのジャンプの皆さんを尊敬してるし、応援してます。
インカレでは2年連続で競技中断させてほんとにすみませんでした。
ジャンプ同期へ。
全員での出場は最後までかなわなかったけど、いつも君たちに支えられてました。初めてのミディアムとか初めての大会とか、恐いときは大体一緒にいたし、一緒にたくさんコーチに怒られたり無茶ぶりされたり、合宿のたびに成長を目の当たりにして、負けられないと思わせてもらえた、自分にとってすごく大事な存在でした。この1年はもう飛べないけど、最後までジャンプでは皆を支えたいと思うし、その分自分はクロカンで頑張るから、最後までよろしくお願いします。大会では君たちのジャンプ・コンバのメダルを一番願ってます。
一橋のジャンパーの皆さんへ
えばかげ先輩、どうしようもない私をジャンプ部門に引き取ってくださって、育ててくださって、主任を任せてくださって、最後まで見守ってくださって、ありがとうございました。
海斗、こんなに頼りないコンバインド主任でしたが、ジャンプ部門にはいってくれて、最後までついてきてくれて、本当にありがとうございました。これからのコンバインド部門を頼みます!
健ちゃん、辛いときも楽しいときも悲しいときも嬉しいときもずっとそばにいれくれてありがとうございました。一番迷惑かけてきたけど、あと1年なので、あと1年よろしくお願いします。(小泉)
来年は4年生として、しっかり海斗を支えつつ、競技に向き合っていきたいと思います。
怪我が判明して、引退までにジャンプが間に合わないことがわかってから、今まで膨大な時間と労力とお金を費やして目指してきたものが、絶対にかなえられないものになって、まだ結果も何も残してないし、このままなにもできなかった状態でジャンプ選手をおえるという現実を受け入れるのには時間がかかりました。
ただ、絶望してても就活は進むし時間はたつので、このどうしようもない悔しさと情けなさを、クロカンに全部費やして、最後のシーズンで必ず何か一つでも結果を残したいと思います。さすがにこのままでは絶対に終われません。
怪我に向き合うことには一番慣れてるはずなので、焦らずに、そのときできることを精一杯地道にこなしていくことで、必ず前進し続けることはできるはずです。
来年の大会では、絶対に理帆とまだ見ぬ1年生とバトンをつないで、仲間のために、部の一員としての責任を全うできるような走りをしたいと思います。
ジャンプ選手と名乗るのも申し訳ないような選手でしたが、ジャンプに選手としてかかわることができたことを幸せに思います。決して一人や一つの大学だけではできないジャンプという競技を通し、たくさんの方に出会い、自分たちがどれだけ多くの方に支えられているのかを、心の底から感じた2年間でした。あと一年、形は違うけれど、大好きなジャンプ界に、自分のできることでかかわり続けたいと思います。
最後になりますが、一橋コンバインド部門にかかわってくださった、すべての方々に感謝申し上げます。
2023年度体制は、2年生圡橋がコンバインド部門主任となります。
彼の元、より良く強いチームとなれるよう、一同邁進してまいりますので、どうぞ引き続き、一橋大学スキー部コンバインド部門をよろしくお願いいたします。
2021-2年度 コンバインド主任 棚村