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雪解け

お疲れさまです。
大関です。

卒業式のときにもらった花を飾った部屋で、愛情がいっぱいつまったアルバムを繰り返し繰り返し読む生活が終わり、新天地にて新生活の準備に追われていました。

 

東京では桜が咲いたようで、国立の美しい桜並木も満開の桜をもって新入生を出迎える準備ができているのでしょうか。縁あって僕が今いる岩手県では一部雪が残るところもあり、桜はまだ咲く気配はありません。

しかし春は来ているのでしょうね。関東にいたころの花粉症も収まらず、むしろ強く出ている感じです。目に見えなくとも春を感じられるこの花粉症とかいうもの、辛い割には風流で憎めないところがあります。

 

今日は3/31。
一個上の偉大な先輩たちの真似をして、学生最後の日に最後のブログを書きます。

思えば、ブログという文化に初めて触れたのはスキー部に入ってからですね。
初めてブログを書けと言われたときに、何を書けばいいのか、一体誰に向けたブログなのかよくわからなくて、たった数百字の文字を書くだけで国立から小田原にたどり着いてしまっていました。
それも今となっては懐かしいもので、今ではレポート並の字数まで書くようになりました。その日あったこと、練習内容、近況、反省など、やってみれば楽しいものでしたね。

そんなブログももう書くことはないと思うと感慨深いです。せっかくなので、後輩達にもらったお花の写真をアイキャッチにしてみました。きれいです。

 

スキー人生の闇はこの前書いたので、今回は軽めのブログを書こうかな。

明日入社式を迎えて、社会に出るというのに正直実感はありません。

また新しいメンバーを迎えて、グラウンドで走り回ったり、部室で筋トレしたり、それで気づいた頃にはシーズンが始まっていてうまくいかねーなとか思いながらスキーをするんだろうなぁと思ってしまいます。
それほどまでに、スキー部にいる生活が当たり前になってしまっていたのだと最近気づきました。もはや部員と一緒にいなかったときの生活やスキーをしていない冬の過ごし方を完全に忘れてしまっています。
こんなにどっぷり浸かって、スキー部一色に染めあげてくるなんて、なんて部活だろうか。

夏は陸トレしながらバイトして、冬は貯めたお金全部使って本来暇な春休みを全部潰して。一年中時間と金をしこたま使ってスキーに全力で向き合わせてくる。他のことなんてしてる余裕ないくらいに一つのことに全力で取り組ませてくる。こんな経験他の学生はしないのに。なんて部活だろうか。

それなのに、終わったら終わったで、もっとやっていたい、これで終わりたくないと思わせてくる。なんて部活だろうか。

部員ともこれでもかというくらい仲良くさせてくる。ただの友達みたいな関係では生まれないような揉め事が起こったり、何度も話し合いするくらい深い関係にさせてくる。別れるのが辛くなるじゃないか。なんて部活だろうか。

スキー部はとんでもない部活です。
きっと働き始めて辛いことがあったときに真っ先に思い出して、あの頃は良かったなぁとか思わせてきてそのたびに感傷的にさせてきます。
でも感傷的になりつつも、それに元気をもらって、また頑張れたりするんだろうなとも思います。

 

スキー部はこんな、とんでもなく、素敵な部活です。

人生は選択肢の連続といいますが、スキー部に入って最後までやり通すという選択は、大関史上屈指の名選択だったと思います。
貴重な大学生活の全てをなげうってまで尽くしてきて、得られたものは一生モノの経験と友情でした。もちろん後悔や反省もありますが、それもまた青春の思い出に色を添えてくれる素敵なスパイスです。スキー部のみなさんと過ごせたこと、これ以上幸せで贅沢なことはありません。

今いる後輩たちや未来のスキー部員たちにとっても、スキー部がそう思うに値するステキな部活であり続けることを、心の底から祈っています。

 

最後に。
スキーを教えて下さったコーチの方々や合宿を支えてくださった各地の方々、切磋琢磨しあえた他大の選手達、いつも引っ張ってくれてきた偉大な先輩達、こんな自分を慕って着いてきてくれた後輩達、辛いときでも頑張る理由になってくれた大好きな同期達、そして厄介な金食い虫の活動を文句も言わずに支えてくれた家族。
関わってきた全ての人に感謝を。
4年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。

 

 

大関雄太郎

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