十大戦(主将)
こんにちは、今年度主将を務めております、XC3年の小森です。
今年度も十大戦を無事に終えられたことをご報告いたします。(遅くなりましたごめんなさい)今年は、上の平コースで開催されました。
十大戦を運営してくださった九州大学の方々、競技を見にきてくださったOB・OGの皆様、遠方から一橋スキー部を応援してくださった方々、深くお礼申し上げます。
個人種目について。
【フリー】5位入賞
出走順は悪くなかったが、後方のライバル選手に追いつかれると負けというなんとも難しい試合。秋から研究し続けてきたワックス(もちろんノーフッ素!)も届き、板はめちゃめちゃに滑ったと思います。スタート前にOBの藤原さんから背中を押された時、いろんな思いが込み上げてきてすでに泣きそうでした。レース展開としては、2個前の北大福嶋さんに喰らいつくことを目標としていて、結果的には最初から飛ばし過ぎてしまいました。1周の4キロ過ぎたあたり、修造先輩から「心、今2位だ!」と聞こえてきて、自分は後半の粘りに自信があったので、この時点ではメダルいけるかもしれない。そう思いました。フリー競技での反省は、ここでの気の緩みかもしれません。いかなる時も「これくらいでいいや」という感情に陥ってはいけないのがクロカンです。(実際、そういう思考がよぎって結果が良かったことない。)案の定2週目は垂れて、一緒に走る選手がいない中、必死に自分と葛藤しながら無我夢中で走り続けました。先ほど2位だと言われた場所で、今度は「今4位だ!一人抜けばメダルだ!」と修造先輩の声が聞こえました。意識が朦朧としていた中で、「絶対一人抜いてやる」という気持ちと「4位だ、自分にしてはよく頑張った」という諦め(ある種満足)の気持ちが交互に押し寄せました。ここで満足の感情が出ている時点で、ダメだと思います。トップ4(自分より後の出走の選手が4位だったため)との差はそこでしょう。「最後の最後まで勝つと信じ続ける」これがどれほど難しいか。振り返るとそう感じます。
レースの反省としては、1周目で飛ばし過ぎないことを、身を持って実感しました。
【クラシカル】3位メダル獲得
スタートラインに立った時、もっと泣きそうでした。自分の今までのレースで1、2を争う良い走りができました。ライバルとなる選手が離れた位置におり、レース中のモチベーション維持が難しかったですが、フリーの反省を生かして1周目に「理性を保ちつつ、遅れを取らない程度に飛ばす」ができたと思います。フリーと同じ、4キロあたり地点で、1周目は4位でした。不思議と焦りはなかったです。同時に2周目に飛ばさないと負けることもわかったので、とにかく前にいる選手を打ち抜く気持ちでひたすらダブルポールと一歩滑走を、ピッチを上げて繰り返しました。2週目の2キロの上りと3キロ前半でペースを上げられたのがデカかったです。先ほどと同じ地点で、今度は2位だと言われました。「やった、いけるぞ」最初に出てきた感情はこれです。1位は東工大のあおはるで、実力的にかなり差があることはわかっていたため、無意識的に2位が最高到達点だと認識していたのだと思います。その結果、後方のなかじさんにまけて3位でした。7秒差。絶対に1位を取る気持ちで頑張れたなら、2位も届いたかもしれません。後ほどなかじさんのブログを見ましたが、彼は1位を取る気でレースに臨んでいました。タイム差以上に、気持ちの面で差が出ていたと思いました。本当に尊敬します。
ここまでは、レース中思っていたことをつらつらと書いてきました。ほかに沢山書きたいことがあります。まずグリップ合わせについて。3年間で初めて十大戦でグリップが合わせられました。部門員全員グリップはバッチリだったと思います。これは、みや先輩やOBの修造先輩、上村さんのお力添えがあったからこその結果です。みんなの力があったからこそだと思っています。
そして一番は応援。一橋のアルペン、コンバインドの部員から、他大学の部員から、OBOGさんから、本当にたくさんの応援をいただきました。応援のおかげで、メダルが取れました。これだけは断言できます。本当にありがとうございました。
なんかこの文章だけ見ると喜んでないように見えますが、めちゃくちゃ喜んでますよ!笑
ずっと目標にし続けていたものだもん。今も余韻に浸っているほど嬉しいです。
一昨年に卒業した先輩からもらった手紙に、「10大戦メダルもあり得るよ」と励ましの言葉をいただいていて、当時同期でもほとんど最下位だった自分は、この言葉を信じて、この言葉が支えで、そして目標にして練習し続けてきました。ここだけの話、行きのゴンドラで写真に収めておいた手紙を読んで、涙腺崩壊してました笑「自分の可能性を信じてくれている人がいる」この事実は、自分にとっては大きな頑張れる理由でした。
【リレー】準優勝
このメンバーで走れる最後のリレーでした。みんなで勝ち取った準優勝です。今までで一番嬉しかった瞬間でした。誰か1人が後10秒遅れていたら3位だったでしょう。
自分は1走を任せていただきました。戦略としては、最初意地でも前に出て、他の選手を牽制しつつ、最後に粘って1位でバトンを渡すことでした。スタートの合図と同時に、クレボーダッシュで前に出て、1周目終わりまでは1位をキープしていました。ところが、1周目最後の登り終わりでなかじさんに前に出られ、その後下り終わりに東北大のしゅうたに抜かれました。カッターでダイアゴナルしてれば抜かれない、という自分の考えが甘かったです。前の2人は開脚がありえないくらい早かった。想定外のレース展開に2周目でバテてしまい、トップ2人とかなり離されて気持ちが折れかけました。それでも最後まで出しきれたのは応援の力です。みんなの応援が聞こえて、「自分が1秒でも前との郷里を縮めなければ」と強く思いました。リレーはチーム競技です。メンバーだけなく、応援してくれる人も含めて。結果的には30秒近く離されてしまい、不甲斐なかったですが、今自分ができることはだしきれたと感じています。2走目のみや先輩は、1つ前の東北大にくらいついて次へ繋がる渾身の走りをしてくださいました。シーズンイン前に膝を怪我して、ここまで数えきれない程の葛藤や練習ができない悔しさを抱えていたと思います。それでも、自分に負けず、これまでの自分のため、そしてチームのために、考え取り組み続けてきたからこその滑りだと思います。最後の登り坂でダイアゴナルをし続けていた姿が胸に焼き付いています。3走目のかいと先輩は、東北大との差をほとんど変えずに、思いのこもった走りで帰ってきてくれました。かいと先輩も、12月初めのインフル、旭川での肩の怪我と、練習が思うようにできず、肩に痛みを抱えた状態でもリレーを引き受けてくださり、最後まで1秒を絞り出す滑りをしていました。4年生2人の走りは頼もしかったし、後輩たちのロールモデルとなっていると感じます。そして4走はりょうた。圧巻でした。1分10秒の差をまくり、最後の登りで東北大をぶち抜いて2位で帰ってきました。最後のりょうたのガッツポーズ、本気でかっこよかった。りょうたは今年、人一倍考えてクロカンに向き合ってきたと思います。普段クレバーな滑りをする涼太だからこそ、闘志むき出しの涼太の滑りはより感動しました笑
ここながらく打ち破れなかった3位の壁を、このチームの集大成としてぶち破れたこと、本当に嬉しく思います。2年前に早くて頼もしい4年生の先輩方がいなくなり、正直自分が先輩のようになれるとも、そしてあの頃のチームのようになれるとも想像がつきませんでした。そこから2年間、みんなで諦めずに頑張ってきてそれが報われた感覚です。
【クロカン部門について】
ここまでは、自分が走ったものだけを書いてきました。ここからは主任としての振り返りをします。
フリー競技ではまおが5位に入賞、クラシカル競技では涼太が6位に入賞しました。先輩を抑えて2年生そろっての入賞、非常に頼もしい。今後が楽しみです。りほは、クラシカルはあと19秒で新人賞。インカレで必ずリベンジしよう。みや先輩は、けがを乗り越えての滑り、特にクラシカルはバチバチにハマっていました。レース中にニコニコしていたのだけはいまだに信じられませんが笑インカレではフルマックスの状態で、ポイントぶんどりましょう。かいは、大会前にクラシカルポールがなくなりましたが、あんまり動じてなくてすげえなと思いました。あと少し順位を上げたかった。来年リベンジかな?
そして、女子リレーは1,2年生の下級生チームの中よく頑張りました。あと少しでメダルです。リレーでしか味わえない高揚感、達成感があるので、その気持ちを忘れず来年こそメダル取りましょう
反省点としては、まおがゴールを間違えて、DQになってしまったこと。もっと確認をすべきでした。これは主任の責任でもあると感じ、重く受け止めています。DQの悔しさは自分も痛いほどわかってるので、必ず来年は、来年こそDQをゼロにする。また、シーズンイン前にみや先輩が怪我をしてしまったことです。今年度、どこの大学よりも練習量を、という気持ちでハードなスケジュールを組んだ結果、リスクケアが不十分だったと反省しています。実際、他にも足が痛いって声もきいていました。
【コンバインド部門】
今年は雪不足により、レールなしのスモール開催となりました。普段と環境が違うため、思うように実力が発揮できなかった部員が多かったように思えます。特に海斗先輩は普段ありえん飛んでる分、結果が振るわず悔しい思いをしたと思います。
さゆりは複合、スペジャンともに入賞。すごい。この先が楽しみです。
思い通りにならなかったこともあるけれど、自分は学生役員として間近で見ていて「ジャンプほんとにかっこいいな」と思っていました。命綱なしで、しかも今回はレールもなしで。インカレも見たかったなあ。
楽しむ気持ちを忘れず、そして悔しさをバネに、インカレで大暴れしてほしいです。
【アルペン部門】
今年はまたまたコースが変わって、難しそうだなと思いながら応援していました。主任のゆうたがGS,SLともにポイント獲得となりました。主任として部員のまとめながら結果も出す姿、流石です。こうだいも先輩たちを差し置いてのリザルトです。SLは攻めた結果だから悲観的になる必要はないと思う。自信をもって、これから成長していって欲しいです。期待してます。
アルペン部門、悔しい結果で終わってしまった人が多いのではないでしょうか。みんな頑張った!で終わらすのは、あまりにも無責任なのでそうは書きませんでした。ただ、みんながスタートから攻めていく姿勢や滑る姿、すごくかっこよかった。すごく頼もしかった。だからこそ、悔しいで終わらせずに、次のインカレに繋げて欲しい。そう思います。自分は、ノルディック所属していることもあり、アルペン部門が今どういう練習をしているのかなど、気にかける意識が少なくなってしまったことを反省しています。競技は違っても、同じ選手として伝えられることはたくさんあるはずなので、これから伝えていきたい、そう思います。
振り返りはこんな感じでしょうか。今年度のインカレは各部門会場が異なるため、お互いを生で応援できるのは、みんなで集まれる大会は十大戦が最初で最後でした。他部門の頑張りをもっと見たかったし、応援したかった。離れていても、部としてのつながりが薄れないようにしていきたいと思います。お互いがお互いを応援する姿勢は変わりません。
十大戦に関わってくださったすべての関係者様、本当にありがとうございました。これからも十大勢スキー部をよろしくお願いします。
このタイミングで、今年自分が考えていたことや伝えたいことを最後に綴ります。
【伝えたいこと】
この部活は、結果は一人では出せません。個人競技のように見えてチームスポーツです。日々の練習も、合宿も。部のみんながいて、他大学の仲間がいて、コーチがいて、関係者の方がいて成り立つものですし、続けることは難しい。そういった日々の感謝をどうか忘れないでほしい。どちらかといえば辛いことの方が多いけど、支えてくれる人を思い出すと、辛いことも頑張れるのではないでしょうか。その上で、自分にストイックであり続けて欲しい。結果を出している人は、結果を出すに値する努力をしています。周りから才能だといわれる人も、その裏で才能に足る努力をしているはずだし、このプロセスは必要不可欠です。どんなに小さいことでもいい。毎日どんなに疲れてても筋トレすることか、0km走るとか。そういう小さな積み重ねを大事にしてほしい。ちりつもです。そして、自分が決めた目標を何がなんでも諦めないで欲しい。それを達成するにはどうすれば良いかを常に考えて欲しい。一見無謀だと思われる目標も、無謀だと思われる計画を立てれば可能にできます。限界を定めずチャレンジする精神が必要です。
本番で自分の背中を押してくれるのは、支えてくれる、応援してくれる周りの人とこれまでの自分の頑張りに他なりません。大切にしてください。
それから、もう1つ。(上と被るんですけど)
結果を出すために大切なのって、「基準をあげること」なのかと自分は思います。これは、風呂場でこうだいに話したことなのですが。
例えば、A君とB君がいて、A君は、3キロTTのタイムが10分、体幹トレーニングを毎日欠かさず、筋トレに関してもベンプレMAX70kg、スクワッドMAX100kgです。一方で、B君は、3キロTTのタイムが12分半、筋力にはあまり自信がなく、部の全体練習でやる筋トレのみ行っている。
どちらが早いと思いますか?みんなA君と答えるでしょう。ここでは技術の話はしてませんが、ベースのフィジカルで下馬表が大きく変わると思います。
何が言いたいかというと、A君にならなければ、基準が上がらないということ。多少の個人差はあると思いますが、僕は誰でもA君のようになれると思っています。足りない分量や質で補えばいいと思うし、自分が今周りに比べてフィジカルが足りてないと思えばその分の量を増やすだけです。人と同じことをしていても差は縮まることはない。「無謀だ」としてある程度で終わるのか、無謀だと思っても、それをこなすのか。やはり覚悟の差に帰着すると思います。
これは、アルペンにも言えて、筋肉ムキムキ、体幹ばちばちのやつと、普段のトレーニングはこなすけど、そこそこのフィジカルのやつ。多分前者の方が早いと、みんな思うでしょう。極端な話を言えば、計画をしっかり練って、ジムに通い詰めれば前者になることも可能なのではないでしょうか。(無責任でごめんなさい)
長々と語りましたが、「自分の殻を破って!」ってことです。自分も完璧にできているかと言われると全然そんなことはないですが、常にこのマインドは持っていたつもりです。うまく伝わったかわかりませんが、それだけの覚悟を、行動をみんなにもって欲しいなと思います。
やれば、できる!必ず、できる!
以上
25/26年度主将 小森心
かいへ
十大戦まで残ってくれてありがとう。かいがいると部が笑顔になるし、なにより同じ部門同期の存在がとんでもなく大きかったです。欲を言えば一緒にリレーが走りたかった。実は一回も一緒にリレー走れていない。(1年生の時僕が熱出したので泣)いつか一緒に走りたいなあ。特大の感謝を。ありがとう。