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十大戦振り返り(3年宮﨑)

お疲れさまです。XC3年の宮﨑です。

十大戦から帰ってきて一週間くらい体調を崩していました。風邪なのかアレルギーなのか、昔の美瑛を思い出します。。

 

そんなわけで少し時間が空きましたが、十大戦振り返りブログです。

順番に書いていきます。

(なんか5000字くらいあります)

 

 

自分のレース振り返り

12/29 フリー10km:15位

まさかの3年目にして南原という初経験かつテクニカルなコースでの開催となりましたが、前入りした3日間のおかげでかなり良い感覚でレースに臨むことができました。

レース中は上りでしっかり攻め、下りもよく板が滑り、十大戦の中で最も良い滑りを出せたレースだったと思います。自分でも相当速い感覚の中で走れて、清々しい気持ちでゴールできました。

正直11~12位くらいに食い込めたかなと思っていましたが、結果は15位。シーズンイン前に立てた目標通り、ぴったり15位でした。10~15位が30秒以内で詰まっていたのであと少しだったなという気持ちと、自分より上位の人たちの名前を見ると妥当な結果だなという気持ちが共存しています。

ただ、一橋内では心が6位、涼太が7位と後輩たちにまったく追いつけませんでした。また、海斗が0.3秒差で16位だったのですが、コンバインドかつ今年ほとんどジャンプに全振りしていたことを考えると実質完敗です。速い後輩や同期と競って一緒に練習できる恵まれた環境にいることを改めて自覚して、インカレまでになんとか追い抜きます。

 

 

12/31 クラシカル10km:11位

グリップ読みが本当に難しいレースでした。数日前から天気予報を見て予想していた通り、アップまでは真ん中くらいのボックスで結構良い感覚をつかめていました。ただ、出走30分前から突然雪が降り始め、直前で半分だけグリップを一段階下げることに。さらに出走15分前になると雪が雨に変わり、10分前には日差しが見え出してくるという状況に。結局、出走して最初の上りでボックスでは1mmも止まらないことを確信し、そこからは無理やり開脚とダブルポールで走り切りました。

グリップテストを手伝ってくれた修造先輩、直前までアドバイスをくれた上村さんとかげさん、そして自分を信じてグリップを合わせていた後輩たちには本当に申し訳ないことをしたと思っています。完全に力不足でした。10時26分にかげさんからルービング濃厚との情報が届いていましたが、直前であっても試せる体制を整えていれば、男子第4シードくらいなら時間的にギリギリ間に合っていたかもしれません。

 

レース自体の反省としては、出走直後にグリップが止まらないことを確信して早々に腹を括ったこともあり、ペース配分を変えて上りは開脚で踏ん張り、平地のダブルポールで攻められました。グリップが止まらないきついコンディションの中で、アルペンの方々の応援が本当に力になりました。ありがとうございました。

目標は10位以内でしたが、結果は11位。リザルト上では10位まであと4秒でしたが、グリップを合わせる技量、下りの技術不足、開脚で食らいつく体力など、自分の実力不足に起因する4秒だと思っています。正直このレースを目標にして一年間練習してきたので相当悔しいですが、逆にグリップで下振れても11位まで食い込めるくらいにはなったんだという気持ちもあります。とにかく、これが今の実力であることには間違いないので、しっかりと飲み込んでこれから頑張ります。

 

 

1/3 リレー5km×4:3位

3年目にしてようやく正シードでリレーを走らせてもらいました。走順は自分が1走、心が2走、涼太が3走、海斗が4走。レースの振り返りとしては、31日の反省を生かしてグリップテストの方法を少し変えたこともあり、ルービングでまずまずのグリップを当てることができました。サポートしてくださった修造先輩、上村さん本当にありがとうございました。レース展開としては、中島・佐賀・入江のトップ集団に次ぐ滝沢・下野についていき、東北・阪大と±10秒以内で2走に渡すことを目標にしていました。実際のレースでは、出走直後は良い位置取りで集団についていき上りに入れたと思っていましたが、かなりグリップが効いたこともあり逆にカッター内でのダイアゴナルに固執してしまい、結果的にコースを大回りしたせいでインコースから後続に抜かされてしまいました。1km地点からの上りはトップ集団の3人と、東北・阪大の2人、加えて神戸の五十嵐と北大OPの大久保さんを追ってまずまずの位置で走れていましたが、2km地点の下りで踏ん張り切れずに転倒し、15秒ほどロスすることに。最終的には区間7位で、3位争いの相手として想定していた3校については、九州と1分弱、東北と30秒、阪大と15秒差で2走にバトンを渡すこととなりました。

その後は、2走の心が区間・総合ともに2位で帰ってきてくれ、3走の涼太は北大の岡田さんと並走してスタートする形に。そこから1分差ほどついて4走の海斗に3位でバトンが渡り、海斗が無事3位で帰ってきてくれました。

 

昨年強かった代が一気に抜けてノルディックの戦力が大きくかわった中で、夏ごろに目標を立ててずっと戦い方を考えてきたリレーで無事に3位に食い込むことができて、本当に嬉しかったです。

その上で自分の滑りを振り返ると、タイム上では心に+8秒の記録でまずまずの滑りができたとも思う一方で、第一走としての役割は果たし切れなかったなと思います。マススタートでの戦い方、前日のメンタル、下りとグリップの技術など、まだまだ速くなれる余地はあったと思います。おおむね想定通りのレース展開や順位だったからこそ、自分があと30秒速く帰ってきていれば本気で北大に食らいつけたと思うし、2位争いの展開もあったと思っています。他大の体調不良等の事情も重なり、ミスをしなければ3位がかなり現実的だということが分かっていたからこそ、順当に走り切るだけではなく、ある意味攻めのレースに挑戦してもっと上を目指せていたらと今では思います。それでもまずは、レース展開や戦い方を念入りに対策して、想定通りの結果が出せた点は自分でも認めていいかなとも思います。

 

 

 

個人目標と総括

今回の十大戦を一言で表すなら「目標通りほぼ100点を出せたけど、120点を出せなかった大会」だと思っています。

最終日の反省会でも話しましたが、今年一年は自分が置かれた状況の中で最大限の練習量と質を追求できたと思っています。今回の結果は今年の限界点だと自分で受け入れられるし、十大戦を終えて素直にやり切れたとも思います。オフシーズンに立てた少しだけ高望みの順位目標も、ほぼぴったり達成しました。自分を適切に追い込めるような目標設定も、目標達成に向けた練習も、今年はきちんとできたと自負しています。

 

ただ、十大戦を終えて、これらはあくまで100点を目指した目標設定であって、この目標や練習で120点を出すことは絶対にできないんだと実感しました。言い換えれば、自分の現実的な目標では想定通りの結果までしか達せず、限界だと思っているラインを突き抜けてそのさらに上に進むことはできないんだということが身に染みて分かりました。

以前、健先輩(たぶん)が言っていた「自分で設定した限界を上回ることは絶対にできない」という言葉がまさにこういうことなのだと思います。自分の中でのほぼ100点を出し切れた練習期間と大会だったことは間違いなく、それらは自分でも認めて良いことだと思いますが、正直それ以上の上振れや熱さがありませんでした。「もしかしたら俺が上位層を蹴散らせるかも」みたいなヒリヒリ感が欲しかった、というのが一番率直な感想かもしれません。

 

それでも、3年目の十大戦でこれを自分で実感して気づけたのは良いことだと思っています。インカレで挑戦的な目標を立てたり、4年目でがむしゃらにスキーに打ち込んだりする情熱が湧いてきました。これまで人生で「頑張れば手が届きそうな目標」を立ててきた自分にとって、一つリミッターが外れるきっかけになりました。2025年の目標は、自分の限界を引き上げることにしようと思います。

 

 

 

クロカン部門の総括

沙和の個人メダル2枚、心と涼太のフリー入賞&ポイント、涼太W新人賞、男女リレー3位をはじめ、本当にみんな良い滑りだったと思います。真緒は骨折を走れるところまで治して、優太も足の負傷とうまく向き合いながら、全員がリザルトを残すことができたのも良かったと思います。

その上で、主任としての反省点は何個か。年内の合宿で真緒が怪我してしまったこと。31日のクラシカルで心がDQになったこと。部門全体でグリップが合わせられなかったこと。自分の主任としての運営や練習による影響は小さくないと思います。主任としての役目も残り2か月ほどですが、より強い部門を作るために、改めて良いところは継続を、悪いところは改善していきます。

 

 

 

幹部代として、部全体の振り返り

強いチームに、そして良いチームになっているなと、とても実感できた大会でした。

 

本当に本当に皆すごかったです。

アルペンは勇太と久士先輩がSLでポイントを取り、美桜は大怪我から復帰して2本ずつ揃え、一年生たちも皆どちらかは完走していて、全員かっこよかったです。とにかく祈りながら全力で応援してしまいました。

コンバは快飛は一年生にしてミディアムを飛び、クロカンも攻め切っていました。海斗はエグいです。やってくれました。今年一年忙しかった中で、しかも危険なコンディションで、特大ジャンプを決めて銀メダル2枚も獲るとは。主将として、同期として、改めて尊敬します。

 

競技結果ももちろんですが、今大会で一番感じたのは一橋の応援の強さです。人数では他大にかないませんが、間違いなく一番の声量でお互いの競技を応援し合って、ゴールする瞬間まで叫べる雰囲気と団結力は、本当に一橋スキー部の良さであり強さの根源だと思います。

 

今のスキー部は、これからますます強くなっていく段階にあることを肌で感じています。中尾さんの経験でもいわれていた通り、結果が出てきて強くなりそうな空気が漂ってきたのを、みんなも実感しているんじゃないかと思うんです。

だからこそ、これから自分たちの競技に打ち込んで追求していくことはもちろんですが、同じチームとして団結したり、礼儀や規律を守ったりすることもさらに重要になると思います。久士先輩の言葉を借りれば、強くなってきているからこそ、改めて細かいところまで気を引き締めて「抜け目のないチーム」になっていければ、来年や再来年にはさらに強いチームになれるんじゃないかと思っています。

 

 

最後に

今年は雪にも恵まれ、どの部門も良いコンディションの中で競技に望むことができました。

個人としてもチームとしても、様々な振り返りがありました。良かったところは素直に認め合い、反省点は今後に向けて改善していきます。

改めて、十大戦の運営に携わってくださった実行委員会の皆様、野沢温泉の関係者の皆様、応援にお越しくださった台坂先生とOB・OGの皆様、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

P.S. 敬裕が撮ってくれたフリーの動画、まさかの再会で満面の笑み

 

P.S.のP.S. 21歳にもなると年越しも誕生日もかなり雑

 

P.S.のP.S.のP.S. いつまで経っても投稿されないブログの下書きたち

 

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