十大戦までの振り返り by cap
お久しぶりです。野沢から帰宅し久々の自宅です。十大戦の振り返りしていきたいと思います。(書き始めてから時間が経って今は野沢です)
まずは初日のフリー、
なんといってもしん入賞、涼太の7位兼新人賞がすごすぎますね。しんはもともと素質あるとは思ってましたが、去年の走りを思い出すと技術の成長が目覚ましい。バカ体力に技術がついてきたらそりゃ速いよねって感じです。
涼太はよくわからん。個人的に二年生で3冠の某A.Hもやばいけどそれ以上に1年生で7位ってやばいと思います。きっと将来十大戦のトップに君臨することになるでしょう。
自分の結果としてはまあ想定通りという感じ、技術の向上は感じられたけどそれ以上に体力不足を感じました。今年は合宿に行ける日程を基本的にジャンプ練習に充ててしまったのでヒルクライムに行けなかったこと、夏休みまるまるケガで動けなかったことが大きかったです。来年は夏の準備段階からしっかりやっていかないとと痛感しました。
アルペンはやっぱかっこいい。あのスピードを制御しながら最速で坂を下るってすごい競技ですよね。
一橋の二人は、GSは惜しくもあと2、3位足りなかったですがSLはなんとダブルポイント。
経験者がバリバリ出てくる競技でしっかりポイント持ち帰ってくれるのは大変心強い。久士先輩は最後の十大戦で結果出すの強すぎるし、勇太は主任として部門の面倒見ながら自分もしっかり結果出すのは流石。今後も期待してます。
一年生も美桜も初レースでそれぞれが完走できてよかった。悔しい人もいるだろうけど、今回の結果を次の大会、来年につなげていこう。
クラシカルはランナーのみんなからすると悔しい結果だったかもしれない。僕もジャンプ台にいながら雪降ったり雨降ったり晴れたり、グリップ激ムズだろうなと思ってました。案の定全く止まらなかったみたいで大変なレースそうでした。走るだけではなくレース前から競技が始まっているところがクラシカルの難しいところであり醍醐味でもあるそうです。
そしてわれらがジャンプ・コンバインド。
野沢のミディアムは初めてでしたが個人的にとても苦手でした。ティーの長い台はタイミングが全然合わないんですよね。練習の段階から結果悪戦苦闘しながら、タイミングの合わせ方を模索してました。
そして本番当日、気温はかなり上がってしまい、アプローチはガタガタ、ランバンも前の人が滑った溝で着地の難しい状況でした。
案の定試技では転倒、
コンバインドジャンプでは転倒のイメージもあってタイミングがずれてしまい、いまいちなジャンプ、
このままではまずいなと思いながら迎えたスペシャルジャンプ、天候の悪化で一本のみに変更になったことで、いい方向に覚悟を決められた気がします。その前の2本の転倒を一旦忘れて、思い切り良く踏み切れました。
結果的に飛距離では一位、飛型点で逆転されて最終的なリザルトは二位でした。
飛距離が良く一位取れたかもと期待した分悔しかったです。やっぱり転倒に備えて空中姿勢が崩れてしまったことが原因だと思います。
他大のライバルの転倒など、アクシデントはあったものの、自分の中で今までやってきたことの成果がひとまず出たことは素直に嬉しかったです。インカレは一位目指して頑張ります。
そして午後はコンバインド後半、
クロカン人生で最も辛いレース更新です。同時に最も熱いレースも更新しました。
コンバインド後半は僕、楢崎さん、柘の3人がほぼ同時刻のスタートで2秒先にスタートした自分の作戦としては一周目で突き放してそのまま逃げ切るでした。
そのため一周目は結構飛ばしたんですが、ずっと後ろに気配が、、と思ったら柘でした。
せっかく飛ばしたのに突き放せず、2周目もずっとついてきます。その焦りからか2周目の後半の何にもないところでバランスを崩して転倒、柘抜かされました。もうこうなったらついて行って最後に抜かすしかないと思い、後ろにつく作戦にチェンジ、
この時みやも「後ろついて最後抜かせばいい!」という応援をくれて、そうだよな!と思いながら走ってました。
そして4周目登りで力を振り絞り再度逆転、そのまま逃げ切ろうとしました。しかし最後のくだりで再度逆転、柘を追いながら最後のストレートに入りました。
もうここは必死です。フォームなんて気にせずとにかく漕ぐ、蹴る、、
最後のゴール、上手い人は片足だして光電管切るんですけどそんな体力はなく2人とも両足でスライディング、手動タイムは同着でした。
最終的なリザルトはビデオ判定で僕の勝利、いやー危なかった。
フリー10キロのタイム的にここまで追い詰められると思っていなかったので本当に焦ったし、超きつかった。
ただ柘と競りながら走れたおかげで北大のりゅうちゃんから逃げ切れたのは本当に大きかった。最後まで良いレースをありがとう。
こんな感じでスペジャンとコンバで銀メダルを取ることができました。もともとの目標は2つとも表彰台にのることだったので、達成といえば達成ですが、まだ優勝経験がないので次の目標にしたいと思います。
最後はリレー
もうこれは良くも悪くも想定通りという感じでした。フリーとクラシカルのタイムから想定した順位のままという感じです。
クラシカルはみやが、難しい1走をしっかり走り切ってくれて、しんが7から2位まで上げてくれて、涼太が3位を守って繋いでくれて、僕は前にも後ろにも人がいない中独走するだけでした。
ただオフシーズンにみやとしんが3位を目指すって言ってたのを聞いて、いけるかなと思ってましたが、冬の涼太の伸び、しんの圧倒的な速さ、みやの安定感、思ってた以上に盤石なリレーだったように思います。
ただやっぱり一位、二位は遠かった。今の僕たちのレベルで届く差ではなかったので、もう一年頑張って、来年はそこに食い込んでいけるよう精進します。
最後に主将として部全体の話
今年は強かった上の代が抜けて、現四年生も半分以上が競技からは身を引く状態だったので、部活全体として大きく入れ替わった年でした。
去年からは部の方針も雰囲気も大きく変わっていると思うし、特に2年生はそれに戸惑う人もいたと思います。
ただそんな中でも少ない幹部代を二年生は良く支えてくれたし、一年生もここまでよくついてきてくれました。夏合宿のミーティングや中尾さんミーティングなどを通して、部を強くするために、良い部活にするためにどうしていけば良いかをそれぞれが考えてくれたからこそ、今の部活があると思います。
十大戦ではこれから一橋スキー部が強くなっていくための一歩目を踏み出せたんじゃないかと思います。
個人的にすごい良かったなと思うのは、一つは各部門がしっかり結果を残せたということ、
それはポイントももちろんだし、ポイントに関係なくてもそれぞれが建てた目標に対して、納得のいく結果を得られたことも含めてです。
二つ目はみやを言ってましたが、応援がとても良かったこと、アルペンのスタートや、ジャンプのスタートで聞いた声援は間違いなく一橋のが1番大きかったです。
それぞれ全然違う競技をやっているからこそ、そういうところで一丸となって応援できる環境はこれからも残していかないとなと思いました。
十大戦は部の活動の中でも最もウェイトの大きいイベントの一つです。だからこそ皆が得られるものも一際大きいものだと思います。実はまだシーズン前半が終わったに過ぎません。インカレでどれだけ結果が出せるかはここからの練習にかかってると思うので、またもう一回ギア入れ直して頑張っていきましょう!
p.s. さとこが書いてた「一位取ります」って言いながら走ってたってやつ、あれ実はバンフライで「右通ります」って言ってたんだけど、まあいっか笑
p.s.のp.s. 沙和への発言権は死守しました。
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