全て
お疲れさまです。XC2年の宮﨑です。
最初に書いておきます。
重いブログです。激重といった方が正しいかもしれません。
半年くらい書いては消しを繰り返してきたものを上げます。十大戦総括も含んでいるのと、インカレに入る前にいい加減に清算しておくべきだと思ったので。
なので、暗い内容でも引きずり込まれない人だけ読んでください。
よろしくお願いします。
十大戦の総括と、今年度の振り返りです。
まだ2ヵ月ほど残っていますが、振り返ります。
懺悔の会でも話した通り、オフシーズンが反省点なので、かなりさかのぼります。
今年度のオフシーズンは、モチベーション維持との戦いでした。
9月末に膝の怪我が悪化してしまったことをきっかけに、ほとんど練習できない日々が続きました。そのうち、「どうして部活をしているのか」「何のためにスキー部にいるのか」といった動機がわからなくなってしまい、11月頭の合宿をキャンセルせざるを得なくなったと同時に、完全に部活へのモチベーションが無くなってしまいました。合宿に行っても滑れる足じゃないし、勉強も他にしたいこともたくさんあるし。辞めたい気持ちが98%まで固まっていました。
ただ、モチベーションの低下の根本的な原因は怪我ではありません。あくまで怪我はその悩みを増幅させただけで、それ以前もスキーに対する気持ちはギリギリ持ちこたえる状況が続いていました。
4月から6月までは基礎となる体力や筋力を一から鍛えなおしたり食事制限を行ったりできていたのも事実ですが、あくまでそれはスキーに向けた身体づくりが面白くて熱中できていたのであって、ローラーに割けていた時間は多くありませんでした。また、7月から9月にかけても合宿や全体練習では真剣に練習していたものの、自主練はそれなりの量しかできていません。2年生になってからずっと、本質的なモチベーションの問題から目をそらし続けてきた結果、少しずつ問題が大きくなっていって、秋のモリコロでの怪我の悪化をきっかけに問題が顕在化しました。
部活を辞めたい気持ちに対して自分で考えた決断方法として、オフシーズン最後の合宿である11月の木島に行ってみて、そこで膝のコンディションとスキーへの気持ちが戻らなければ一度部活を離れようと思っていました。
実際、一泊二日で滑ってみて、怪我の状態としてはギリギリでした。シーズンインできるかは微妙で、12月まで遅らせればなんとかなるかなという感触だったんですが、それよりも気持ちの面が戻り切りませんでした。
結果、いったん十大戦まで部活から離れて、そこからまだ滑りたいと思えるかどうか自分をみてみようという結論に至りました。
その後、主将に休部したい旨を話しました。
ですが、なぜかそのタイミングで、気持ちが吹っ切れたというか、まとまりのついた部分があります。どうしてかは自分でもあまり分かりません。それまでほとんど人に話さずにずっと自分の頭の中で考え続けていたことを言葉にしたのと、ちょうど来年以降の部の運営のことを考えたのがきっかけかもしれません。結果的に自分の中で整理がついて、やっぱり11月のうちからシーズンの合宿に参加することにしました。
当時のメモに書いてあったことは
・合宿に行かなかったら元々ゼロなんだし、プラスアルファのつもりで臨む
・嫌になったら東京に帰ってくれば良い
・行く後悔よりも行かない後悔の方が大きい気がする
という内容です。気持ちが留まった理由としては、このタイミングで離れてしまったらもう戻ってこれない気がすると思ったことと、ゼロからのスタートなら何も失うものは無いなと思ったことです。
結果として、その自分の決断に間違いはなかったと思います。11月下旬にシーズンに入ってからは、吹っ切れた気持ちの部分と、比較的雪上では膝の痛みが緩和されたおかげか、これまでと180°変わってスキーに向き合えました。ほぼ1年ぶりに、心の底からクロカンが楽しかったです。
膝が時々耐え切れなくなったり、青年の家でアレルギーを発症したりと、不可抗力的なものこそいくつかあったものの、12月中の合宿は量も質も追求できた自負があります。1月以降の合宿も、それ以上に成長できたと思っています。自分の滑りを分析して修正する精度とサイクルの速さが、格段に上がっているのを実感します。
だからこそ、一言でまとめるのなら、今のレベルの低さは今年のオフシーズンが原因です。
十大戦総括もこれに尽きます。
シーズンインからは真剣に向き合ってきたと自負していて、大会当日のコンディションやグリップも納得いくまで調整して、自分が今できる最大限の滑りの結果が今年のタイムであり、リザルトの順位です。
膝の怪我は言い訳に過ぎません。怪我しても速い人なんていくらでもいます。
昨年度の十大戦では唯一リレーを走れず、死ぬほど悔しい思いをしました。そこから、2年目は絶対にリレーを走ると決めて、それだけを目標にしてきました。だからこそ、オフトレ不足を自覚していて、自業自得の結果だったのに、クラシカルのレース後に結果が分かって涙が出てきたときは、何を一丁前に泣いてるんだと。夏に出し切れなかった結果がこれなんだから、悔しがる資格もありません。
直接的な原因はオフトレ不足であり、さらにその原因は部活に対するモチベーション。
シーズンに入ってから約2ヵ月間、どうして11月まではモチベーションが無くなってしまっていたのか、どうすればモチベーションを上げられるのか、をずっと考えてきました。
まだまだわからないし明確な答えも出ていませんが、ぼんやりと自分の中で浮かんでいる考えが二つあります。
一つは、モチベーションを上げようとすること自体がナンセンスだということ。
これまで散々上げようと思っていろんなことを試してきましたが、大体は意味がないか、よくても一過性のことばかりです。それよりも、モチベーションが低くとも練習を続ける姿勢や環境を作るしかないなと。要するに、楽しくなくても意味を見失っても、とにかくやるしかない、ということです。
もう一つは、スキー部にいる意味を自分に置くことです。
この点はとても難しいし、一つ目以上に正解なのかわかりません。確かに、部のため、部員のために頑張ろうと思ったり、他大に競い合う人々がいることで頑張れることもたくさんあります。これまでも何度も実感してきました。
でも、それを部活をする意味にしてはいけないような気がします。自分のモチベーションを他人に置いてしまうと、過程も結果も他人を言い訳にしてしまうというか。自分で選んだ部活であり、自分の意思で滑っているのだから、その意味も責任も自分で負わなくてはなと。
なんだかとても観念的で、掴みどころのない話になってしまいましたが、これをブログとして上げることに意味があると思っています。一番心の奥底の部分をさらけ出した感覚です。
このブログで、自分が一番突かれたくない部分を全て書いています。そうでもしないと、多分速くなれません。逃げる余地を全て潰すしか方法はないと思います。
正直、来年度上手くいくかはまだわかりません。それは、怪我的にもだし、自分の気持ちと、幹部代としての運営面と、試験との両立という点でも。
ただ、少なくとも今はスキー部の方向に真っ直ぐ気持ちが向いています。お金と時間も。
この姿勢を維持できるように、そして、気持ちが途切れたときに、今年度と同じ過ちを犯さないためにどうすればよいのか、真剣に考えます。
そしてなにより、まずは目の前のインカレで120%の滑りができるように、残り2週間もクロカンと真剣に向き合っていきます。