「例外の無い規則は無い」という規則は存在しない
小鳥は思った。
「僕もいつかこの立派な翼をはばたかせ大空を飛びたい。しかしそのためにはまだまだ努力が必要だ、もっともっとこの翼を生かすための体作りをしないといけない。」
小鳥は今日も必死に飛ぶために体を鍛え、イメージトレーニングもした。
小鳥は努力家である。
小鳥は毎日毎日飛ぶために己を鍛錬する。
籠から出られる日が来るかもわからずに。
ぺトラザはそんな小鳥の姿を見て言った。
「そんなへなちょこな体で空を飛べると思うなよ。お前はまだまだ甘い、おれのジムで鍛えた肉体を見ろ。」
ぺトラザは内心では自分の傲慢さに気づいていた。つまり自分は運が良いだけで、籠の中の小鳥の方が頑張っていることを分かっていた。
すると小鳥はぺトラザの内に秘めた傲慢さを見破ったかのように言った。
「お前に納豆の何が分かる」
ぺトラザは寝返りを打ちながら思った。
「やはり昼寝は最高だ」
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4年前の再現?