2月23日の記録
時は2018年2月23日、朝7時30分。
いつものように眠い目をこすりながら起きるノルディックチームメンバー。
流れるように階段を駆け上がり、目指すは食堂。今日もおいしそうな朝食が用意されている。
期待の新入り、岸大貴の号令で朝食はスタートする。
「姿勢を正して、いただきます!」
まずはご飯を一口。それから湯気が揺らぐアツアツの味噌汁をズルっとすする。
ああ、今日も無事に朝を迎えられた。そんな安心感を感じホッとする。
落ち着いたのもつかの間、スキー部の朝は忙しい。
みな言葉を交わすことも少なく、黙々と食べ進めた。
8時30分。
身支度を整えた我々取材班と一橋の学生たちは徒歩にて南原クロスカントリーコースに向かう。
幸いなことに天候は快晴。今日も心地よく練習が出来そうである。
8時45分
現地着。京都大学のメンバーと合流し、あいさつを交わす。
近年の人数不足に悩む一橋にとっては練習を共にしてくれる貴重な仲間である。
9時00分
京大流の体操を行い、体を慣らす。
このころには皆しっかり眠気も晴れたようで凛々しい顔をしている。
9時30分
各自グリップワックスを選定し、トレーニング開始。
グリップワックスの選定はさほど難しくなく、VR50〜60相当であるようだ。
しかし状況はのちに一変することとなる。
10時00分
コースを一周し、体を慣らしたところで筆者はダブルポール縛り10分を開始した。
これは想像以上にきついトレーニングであるが、終わったあとの達成感は素晴らしい。
ちなみにコースのはじめから10分始めると、ちょうど10分経ったときに上のグラウンドに移動できる。
つまり10分間ほぼ登ることが出来るのだ。
11時00分
各自午前のトレーニングを終了した。
終わるころには気温がかなり上昇し、日向の斜面では感謝面でも全く止まらなくなっていた。
京大の片井選手と筆者は「結局今日はダブルポール」という結論で一致した。
12時00分
宿に戻り昼食を頂く。
今日は豚丼であった。生姜風味のタレ、豚肉の上質な脂、ほかほかのハーモニーが絶妙である。
素晴らしい。
2時00分
再びノルディックチームは南原へと向かう。
午後からはもはやどこの部門所属であるかは謎である、佐々木主将を加え4人で演習場へと赴いた。
2時30分
午後は一橋式の体操に始まり、90分間スケーティングの持久走を行った。
佐々木主将は約2か月のブランクを感じさせない見事な滑りであった。
あの重いアルペン板からの乗り換えに伴う違和感は相当なものと思われるが、圧巻の滑りであった。
4時00分
練習の最後にステップターン練習を入念に行い一日を終えた。
ココ南原では極めて重要なテクニックである。
毎回行うことで1秒でも早く光電管を切れるよう努力したい。
以上現場からの報告である。
一橋大学スキー部2年
小河原