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ロスタイム1ヶ月

えばらです。最近の趣味はApple Payに色々なカードを追加することです。終わってます。
キャッシュレスオタクとしてはあるまじきことなのですが、最近までApple Pay使ってませんでした。時代はキャッシュレス越えてカードレスですよね(にわか)。

前置きが本編と全く関係ないことで有名なえばらですが、もう1月も終盤になってしましました。九大戦がもう1ヶ月前の出来事に、インカレなんてもう1ヶ月後の出来事です。光陰が矢の如し過ぎやしませんか?

 

九大戦の振り返りをまだ書いていなかったので、今更ですが、思いの丈を込めてキーボードを叩きまくります。長いです。

 

実は九大戦直前から最近にかけては、全然調子が上がらなくて楽しくなかったし、何なら怖くて飛ぶの嫌なくらいでした。九大戦前日のトレーニングの時とか、空中で板が下がって墜落する映像か横風に煽られてバランス崩す映像しか思い浮かばなくてただただ恐怖でした。「明日棄権しようかな」って半分本気で考えるほどにひどい精神状態でした。そして残ったのは4位という微妙な結果と、優勝した影山の陰にすっぽり隠れてしまった悔しさ。

「おい江原は表彰台もいけないのかよこの紙飛行機ジャンパーがよ」と言わんばかりに服を脱がされ、雪原に投げ捨てられました(あれはそういう儀式じゃない)。

隣にボーイング787みたいな影山がいることで、江原の紙飛行機ぶりが際立ちました。

「違う、俺は本当はもっと飛べるんだ!信じてくれ!」

そんな風に虚しく叫びたい気持ちでした。

このままジャンプ人生終われない。終わっていいものか。

 

最高に楽しく飛んでいたあの気持ちを思い出したい。無風でK点を踏んだ最高に気持ちいジャンプをまたやりたい。強い揚力が生じて、どこまでも足がつかないあの感覚をもう一度味わいたい。

そして、最後はインカレの表彰台に影山と2人で立ちたい。

2部の表彰台に2人で上がる、それは一橋ジャンプチームが2年坊2羽で飛び始めた3年前から決まっている目標なんです。しかしライバルの成長も目覚ましく、普通に頑張ったのではせいぜい5位か6位が関の山、私はまた表彰台に上がれず、有象無象の群衆から罵詈雑言を浴びせかけられ、生卵を10コぐらい投げつけられる。食べ物を粗末にしてはいけません。

 

あまり偉そうに語るのはおこがましいですが、ジャンプという競技には「流れ」というものがめちゃくちゃあります。無敵かと錯覚するほどに良いジャンプを連発するときもあれば、冴えないジャンプの沼にハマってしまうときもあります。

今の自分は明らかに後者です。この流れを変えられる要因は色々ありますが、一つは時間を空けることです。

そして今の自分は、(諸事情あって大変不本意ながら)時間を空けることになっています。これは流れを変えるチャンス、流れを引き寄せるための準備、きっとそうですよね。いや、絶対にそうです。

だからこんな最悪の状況になっても、江原はインカレの表彰台をまだ諦めていないのです。

 

「おいおい、貴様の脳内はジャンプだらけでクロカン忘れちまってるんじゃあないのかぁ!?」というクロカン主任の声が聞こえたのでそろそろクロカンの話にします。

恥ずかしながら、九大戦個人フリー10kmで健ちゃんの後塵(後雪か?)を拝することになった私は、(「昨年度フリー最速だったこの江原が走らなくてどうする、」と内心思っていたのにも関わらず)正シードとして走ることすらできませんでした。
本当に情けない話です。
後輩の逞しい成長は嬉しいです。自分の存在を脅かすほどの後輩がいてくれることは本当に幸せです。
でも、インカレは、絶対に、絶対に、走りたいから、正々堂々、TTで、正シードを、奪還します。

 

上の平フリーで辛酸(辛雪か?)をなめた翌々日から鬼吹雪クラシカル(筋トレ代わりに出場)、コンバインド、そして最終日のオープンリレー(後輩に負けたことへの戒めとして出場)と合計35kmのレースを経験し、レーススピードの感覚が少しずつよみがえっていく、そんな大会でした。
悔しくてしょうがなかったけど、今までで一番大会を、クロカンを、楽しめたような気がします。

ちなみに、オープンリレーでは梶原→江原→梶原→江原という一橋史上初?のツーオペ作戦を決行し、一橋男子正シードの次に帰ってくるという快挙を成し遂げました。
今度会ったらえば梶をほめてくださいよろしくお願いします。いや私は正シード取れなかった時点で全くすごくないので、1年生ながらレースを2周も走りきった梶を褒めてあげてください。彼は伸びます。成長株です。

 

 

どう過ごしてもあと1ヶ月。全力で取り組もうが適当にサボろうが、1ヶ月後にはスキー部生活が終わっているんですね。4年間なんて、ずっと昔からスキーをされてきた偉大な方々にしたら大した時間じゃないかもしれません。

しかし私はもうすでにスキー部に骨を埋めた気持ちです。まだ埋めちゃだめなのでこの前ジャンプで折れたばかりの右橈骨だけ埋めときます。

それにしても、スキー部とはこれまた癖の凄い部活を選んだもんです。しかも2年目からはスキージャンプ【経験なし・お金なし】というスーパーハードモードに設定変更。
親兄弟親戚友人は口を揃えて「なんでわざわざそんな道を?ww茨の道大好きマンかよww」と言ってきたもんですよ。実際茨城なんじゃないかと思うほど茨の道でしたし(群馬県民の分際で茨城をバカにしても茨城県民の知り合いがあまりいないのでセーフ)。

「よし、スキー部やめたろ!」と真面目に決意したことの2度や3度はあったスキー部時代。
「うそだろおい…」と卒倒しそうなところをギリギリ耐えたことの4度や5度はあったスキー部時代。
でも1ヶ月後にはそのスキー部時代が閉幕するのですね。

いや、そうやって今までを振り返って感傷に浸るのは引退してからにしろよ、と思われるかもしれませんが、全部終わってからでは単なる思い出話、武勇伝、懺悔話になってしまいます。

今浸っておけば残りの1ヶ月はロスタイムみたいな気持ちで頑張れそうじゃないですか。ロスタイムがあるなら、その時間で攻めまくって1点でも多く稼いで終わりたいじゃないですか。

私のスキー部時代を採点するとしたら、現時点でもう70点ぐらいは確定でいいです。練習内容と成績が至らないことだらけだった分は減点だけど、良い仲間、良いコーチと数多の思い出ができたんだから、まあまあでしょう。
でもあと1ヶ月の内容次第、インカレの成績次第では、75点とか76点とかにできるかもしれない、そう考えたらものすごい集中力で頑張れる気がしませんか?

サッカーとテストの例え混ざっててややこしいわ!というセルフ突っ込みをしつつも、これは今このタイミングだからこそ、特に一橋の同期たちと共有したいことなんです。新潟の人、青森の人、東京の人、埼玉の人、みんな聞こえてますか~

さて、ロスタイム1ヶ月。どう過ごす?

以上

 

番外編
いや逆にどこが本編だったんだ…じゃなくてね、ブログ移行してから何だかみんなの文章の質が上がった気がするので、直近の良ブログたちにリアクションしたい!というわけで、番外編を書いてみました。それではいきましょう↓

「この文字数を期末レポートに追加したい」
3枚もメダル貰って素晴らしい活躍でしたね。悔しさや後ろめたさ、素直に喜べないという謙虚な姿勢は、きっと次なる飛躍への原動力になるでしょう。
遠路はるばる福岡県からやってきて、雪もまともに見たことない、ボーゲンもできない、そんな状態からジャンプを始めたんです。途中で挫ける要素は山ほどあったと思います。そんな困難をかき分けて、2年目の冬にミディアムヒルのスタートゲートから手を離せるようになった。飛距離が何メートルだろうが一回ぐらい転ぼうが、それは相当な偉業ですよ。そして一橋ジャンプチーム史上初(大昔は知りませんが)の女子選手として、未来のバシジョたちにジャンプの道を開いている。
文句なしのメダルでしょう!少なくとも江原はそう思って拍手を送ったし、他のみんなもきっとそうですよ。

 

「あおもりつよい」
モヤヒルズでの生活楽しそうで何よりです。あそこ本当にいい家だよね。
ゲレンデのBGM問題、本当にそれな。3年前にも八甲田で変な曲流れてました。
菅平で無限リピされてたのは髭男のStand by you、Uruのプロローグ、乃木坂の帰り道は遠回りをしたくなる、米津玄師のフラミンゴ、DA PUMPのUSA、ブラックピンクのDDU-DDU DDU-DDU。
聴くと未だに佐伯さんや校長のお顔が走馬灯のように浮かびます。
変な曲に洗脳されないように気を付けて、自分のスキーも先輩達のサポートもその調子で頑張ってください!

 

「私の原点」
いつも沢山ブログを書いてくれてありがとう。
楽しく滑りたい、を決して忘れない姿勢は本当に素晴らしいと思います。
でもこれを忘れないって難しいですよね。技術や成績を追求していく過程で不幸になってしまう人のなんと多いことか…
楽しいから上手くなりたい、楽しいから成績出したい。スポーツってそうでなきゃいけませんよ本当に。
じゃあお前はどうなんだと問われると、本編でも書きましたけど結構忘れてることあります正直。反省です。
残りの合宿、全力で楽しみます!スキー楽しんだもの勝ちだよね!

 

「私の原点2」
最初の頃おじさんとよく一緒にローラーしたこと覚えてる?多摩川とか彩湖とか行ってさ(謎の親戚モード)。
クロカン時代に意味を見出してくれているようで安心しました。
同じく競技転向を経験した者として、八甲田で転びまくった、インカレで超守りながら激遅スラ2本揃えた、岩岳本戦悔しすぎて泣きそうになってた、そういう時間を過ごしたから、ノルディック複合選手江原は今の姿をしています。
雪の上を滑る、2本の板を履く、棒をつく(ジャンプは棒ないけど)、それだけ共通してて互いに活かせないはずがないんですよね。あのときのクイックは、ラピッドは、スーパーは、今の君の滑走スタイルの奥の方でまだ息をしています。どうかこれからも、クロカンをアルペンで活かし続けてください。

番外編おわり

 

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