スキー部3年目終了のお知らせ
お疲れ様でございます。
もうすぐ2年間の任期が満了するコンバインド主任です。
はやいもので、もう今年度も残すところわずかとなったので、振り返りのブログを書いておこうと思います。ご存知だとは思いますが、最初にいっておきます、たぶん長くなります。
ちょうど1週間前の今日の朝、夜行バスで鹿角から東京に帰ってきましたが、当日からしっかり就活は始まり、スーツに松葉杖とスニーカーというすごく奇妙な格好で現場にいくことになってしました。インカレの余韻に浸る間も与えてくれないのが就活というものらしいです。
本題に入ります。
今回のインカレでは、公式練習で転倒し、左膝前十字靭帯を断裂してしまったため、応援することしかできませんでした。
公式練習の日、今まで経験したことないようなカリカリバーンで、自分の前に飛んだほとんどの人が転倒していました。去年怪我して終わってトラウマの残る台でもあったため、恐怖心がでてしまったんだと思います。1本目で転倒してしまったときは全く問題なかったのですが、2本目で運ばれてしまいました。1本目でこけたときにやめておけばよかったと、次の日以降はバーンの状態がかなり改善されたと聞いた今ならそう思います。そのときは、本番もこの状態かもしれないから、慣れておかなければと思ってしまいました。
バーンだけでなく、自分のジャンプも、この1年何をやってきたんだというようなものになってしまいました。
去年、踏切で上体が爆上がりして、後ろにのけぞるジャンプで怪我したため、今年はとにかく上体をおこさないジャンプを意識して練習してきました。サマーシーズンにはだいぶそれができるようになっていた分、冬の鹿角で恐怖心が出て前のジャンプをしてしまったことが悔しいです。この1年の自分の実力不足です。認めるのは辛いけど、結局できなかったのだから、努力不足も、いなめないです。
一番悔しかったことは、1ポイントも貢献できずに終わってしまったこと、そしてゆきの先輩のラストリレーをつなげなかったことです。
去年はポイントは何とか入れることが出来たし、そもそもリレーメンツでもなかったので、すぐに切り替えがつきましたが、去年とは自分の責任の重みが違いました。最終的にリレーも含め、自分が少なくとも獲得する予定だった約50ポイントを失ってしまいました。
そして、ゆきの先輩と理帆と3人で表彰台にたつという目標も、実現できないまま終わってしまいました。
九大戦で、インカレで挽回するとあれだけきめたのに、どれもかすりもせずに終わってしまい、不甲斐なさしかありません。
自分の振り返りだけだと激暗でおわってしまうので、応援に徹した身として、みんなのことを書いていきたいと思います。長くなるのでとばしとばし読んでいただけると嬉しいです、
まずはスペジャンの海斗です。完全に1年目の域を超えているというか、4年生集団に食い込んで堂々の5位入賞、ほんとにすごいです。彼はこの1年、いろんな意味で1年生とは思えない活躍ぶりでした。競技以外でも、たぶんわたしと健太朗二人では無理で、海斗がいてくれて3人だったからできたことばかりです。来年はさらなる活躍で、コンバインド主任としても、きっと強い一橋コンバインド部門を創っていくんだと思います。
そして、コンバインドでは健ちゃんがみごと後半8人抜きで6位入賞、これもすごすぎました。たぶんあんまりジャンプの調子は良くなかった分、得意のクロカンでここまで上げた彼の根性と日々の努力に拍手を送りたいです。特に最後の坂で6位についたときは本気でかっこよかったです。あの時の動画何度も見返してしまいますが、たくさんの人の声援が飛んでいます。去年、誰からも応援される人は他の人の数倍強いと、江原先輩が書き残していました。きっと健太朗は、周りの人から全力で応援される力も人一倍もっているのではないかと、思ったりもしました。健ちゃんのクロカンの応援は基本的に(本人の希望を汲み取り)「かっこいいよ!!」ですが、最近は本当にかっこいいと思いながら応援してます。
理帆はクラシカルで9位入賞、2年生で入賞ってほんとにすごいです。今までやってた運動経験とか少しは関係はするのかもしれないけど、彼女のすごさはそれを上回る努力量だと思います。梶にもいえることですが、2年生のランナー二人はオフシーズンとにかく彩湖にかよいまくって、ローラーにのりまくっていました。熱意と練習量は絶対に誰にも負けないはずで、何よりも結果がそれを証明しています。みやもそんな二人を一番近くで見てるからこそ、あんなに努力家でまっすぐクロカンにむきあってるんだろうなと、思います。来年は幹部代になって仕事も増えて大変だと思うけど、今の2年生なら、きっとより強くてより良いスキー部をつくっていってくれるんだと思います。
最終日の男子リレーは今まで応援してきた中で一番激熱だったかもしれません。
去年までは当たり前のように先輩たちが走っていたけど、今年からは、同期と後輩で走っていて、なんかそれだけですごいなと思ったり。詳細は走った本人たちが書いてくれると思いますが、3人それぞれの強みが発揮されて勝ち取った10位入賞だと思います。修造の戦略というか、レース展開の読みは、彼の強みの一つだと思います。一橋ノルディックはあんまりそういうの考えるタイプいなそうだけど、走順とかで心理戦も入ってくる場合は、レース展開がある程度読めている分心理的余裕につながるのかなと思いました。梶は日々のフォーム研究の成果か、滑り出しのスーパーからめちゃめちゃきれいでした。しっかり順位を上げて、3年生2人のバトンをつないでくれました。ありがとう。アンカーの健ちゃんはいわずもがなさすがでした。エースとしての重圧もすごかったと思うし、前日とかもすごい緊張していたと思うけど、エースとしか言いようのない滑りだったと思います。
3人とも、本当に入賞おめでとう。
そして、ラストレースで入賞を果たしたゆきの先輩は、最強にかっこよかったです。ゆきの先輩への思いをここにかいてたら卒論級の字数になってしまうので、手紙にまとめさせていただきます。(笑)
怪我の関係でアルペンのレースを見られなかったのがすごく心残りです。
来年は無傷で同期と後輩のレースをしっかり見られるよう、頑張ります。
そして、インカレを開催してくださった関係者の皆様、ありがとうございました。
のぞとナムちゃんも毎日学生役員で早朝から頑張ってて、そういったみなさんのおかげでこんなに素晴らしい大会を開催していただけたことに、本当に感謝です。
最後に一つご報告ですが、今回の左膝前十字靭帯断裂にともない、スキージャンプとは、選手としてはお別れすることになりました。
これから手術になるのですが、2、3週間実家に帰ることになるので、就職活動で面接が続く時期を避け、就活が終わる6月頃に手術をうけることになります。スキージャンプとなると、術後約8カ月は復帰にかかることから、現役のうちの復帰はかなわないため、このような決断に至りました。
たいした結果もだせず、ずっと目指した表彰台にのることもできないまま終わってしまうのはすごく悔しいし、最後くらいジャンパー同期全員で出場して、同期と本気で競いたかったし、何よりお世話になったたくさんの方々に、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ただ、きっと来年の冬に、クロカンの選手としての復帰は間に合うはずなので、最後は選手として、ポイントをもちかえって、理帆とリレーをつないでおわれたらと思うので、めげずに治療と復帰に励んでいきたいと思います。
そして、治療とリハビリの間にも、部のためにできることはたくさんあると思うので、最後まで一橋スキー部コンバインド部門の一員として、ラスト1年走りきらせて頂けたらと思います。
今までジャンプ選手としてご指導してくださったコーチの皆様、たくさんお世話になったジャンプ関係の皆様、本当にありがとうございました。これからは、サポート側として自分のできることを見つけながら、残り一年スキージャンプに関わらせていただけたらと思います。
今年度、支えてくださった皆さん、ありがとうございました。
2023年度もよろしくお願いいたします。
PS. 怪我の後、そしてインカレ期間を通して、ほんとにたくさん精神的に支えてくれた、めいちゃんはじめ同期のみんな、ありがとうございました。たぶん彼女のほうがもっと辛かったのに、ありがとうしかないです。こんな強くて優しい同期達に恵まれて、自分は幸せものです
PS.他大の人についてもたくさん書きたかったのに余裕なかったです、けどこれだけは。
後藤さん、二木さん、惇朗さん、稲森さん、飯本さん、大坪さん、3年間ありがとうございました。最後までかっこよかったです。何人かはまた会いそうなのでそのときはよろしくお願いします!