スキー部2年目ハイライト(コンバリザルト付)
2月25日、インカレ男子3部ノルディックコンバインド競技が行われました。
以下リザルト(敬称略)
順位 氏名 大学名 JPポイント 時間差 XCタイム
1位 辻雄伍 大阪教育大学 64.8 0.00 14:54:6
2位 影山睦 一橋大学 45.0 1:19 14:29:1
3位 江原駿 一橋大学 38.9 1:44 14:44:9
一橋コンバインド部門2人が銀、銅メダルを獲得しました!
一橋スキー部にコンバインド部門が復活して2年、私江原がコンバインドに転向して1年、初めての公式戦でした。
ジャンプはリラックスして臨むことができ、安定した着地を決めることができました。しかし1位との間に埋めがたい差を残してしまいました。これは単純な実力不足です。
フリーは4位の選手と10秒差でのスタートだったので、至近距離で追われる展開となり苦しかったです。いつ来るか分からない敵から逃げるレースで不必要に息が上がってしまいました。
それでも、体力で押し切って進み、なんとかメダルを守りました。
3部のコンバインドなんて全然選手いないから出るだけで大量ポイント、全員表彰台。それは事実ですが、同時に、僕ら2人は2部でも入賞が狙えるレベルまで成長しているということを伝えたいです。2部校として出場する来年のインカレも期待してください。江原の目標はスペシャルジャンプ、コンバインド共に5位以内入賞です。
といいつつも、スキーでメダルを貰ったのは初めてなので素直に嬉しかったです。
昨シーズン終わりからの1年を振り返ると、実に様々なことがありました。思うように滑れず、悔しさだけが残った岩岳本戦直後の去年3月。結果が出る前に諦めることに強い敗北感を覚える性格の僕は、
やっぱり初心者でアルペンは無理だ…
ではなく
来年リベンジする!
という気持ちで燃えていました。
一方でインカレ3部降格が決定、チームに暗い空気が漂っていました。自分自身が2部復帰に貢献する現実的かつ強力な方法として、コンバインドへの転向が見えてきます。
アルペンに残ってリベンジするか、コンバインドに転向してチャレンジするか。ひたすら悩みました。悩み抜いて、転向を決意しました。
コンバインドに転向しても、しばらくはクロカンの面白さが理解出来ずにいました。ジャンプは楽しいけどただ辛いだけのこんな競技嫌だ〜と思いながらシーズンイン。たった8日間の旭岳合宿が永遠に感じられました。
そんな態度に転機が訪れたのは音威子府で出場した学チャンでした。努力した分だけちゃんと伸びる、という競技特性に気づきます。初めて出場した15kmフリーでは市村に競り勝ち、身近に良いライバルを持つ楽しさと充実感も知りました。
その後すぐに迎えた九大戦では、リレー特有の緊張感と駆け引きを楽しんでいる自分がいました。他では味わえない、全力で走りきった後の圧倒的な達成感。走者と声援で生まれるチームの一体感。絆を可視化したような競技です。インカレのリレーも絶対に走りたい!と思った瞬間でした。
嫌いな人のいいところを見つけるとめちゃくちゃ好きになってしまうように、クロカンの魅力にハマり始めました。もっと上手く滑って上位入賞を目指そうとか、速くなってリレーに貢献しようとか、そういうポジティブな動機付けができました。
そして、1ヶ月近くに及ぶ野沢住み込み合宿を経て迎えた今回のインカレはまさに、コンバインドに転向してから今までやってきたことが「報われたとき」でした。リレーで銀メダルを獲得し、嬉し涙を流す小河原さんを見て僕も泣きそうでした。集合写真を撮ってもらいながら、このチームにいて良かったという思いを噛み締めていました。
と、僕のスキー部2年目ハイライトをお送りしましたが、2部に上がってからが本当の勝負です。ジャンプもクロカンも、まだまだ課題だらけです。スキー部3年目は、貪欲に結果を求めて精進します。皆様よろしくお願いします。
江原