桜吹雪
こんばんは
多分厳密には書き終わる頃には明日になっているでしょう。でも3月31日の夜ということで許してください
遂にこの時が来てしまいました。さっきまであやなや健ちゃんたちに囲まれていたし、また明後日部活で会おうねーという雰囲気でした。でも確実に時は進んでいて、いよいよあやな達は最高学年、そして私は新社会人となるようです。
卒業式や追いコンもあっという間に終わってしまいました。4年振りとなった卒業式は今の現役全員が未経験で、私すらどんなことをするのかよくわかっていなかったのに、兼松講堂を出たら後輩たちが花束をもって出迎えてくれて本当に嬉しかったです。それから、追いコン。みんな素敵な卒アルやメッセージ、プレゼントを本当にありがとう。一生大事にします。みんなにウルウルされて、この私もジーンときました。
さて、最後のブログということで何を書くか迷いましたがあんまり長いのもあれなので、少し振り返りと私が4年間で得た教訓を少しシェアできたらなと思います。卒論級のブログを期待していたみなさん、ごめんなさい。
1.当たり前はあたりまえではない
私はコロナ前に入部し、例年通りの本当にきらきらとした一年間を過ごしました。けれど、一年の最後にはコロナの影が。今ではだいぶコロナの影響も薄くなってしまいましたが、先が見えず暗かった時のこと、そして希望の光が見えた時のことはずっと忘れません。部室にも大学にも入れず、皆とご飯に行くこともできず、そして練習も合宿も大会も全部禁止され中止になったあの時。それでもあきらめずどうやったら活動が再開できるかと皆で話し合い、一つ一つ先輩達と許可を取っていったこと。何気なくご飯に行けることがどんなに幸せか、大会が開催される、そして行くことができることがどんなに恵まれていることかを痛感しました。次頑張ろう、そう思っても、その次があるかはわからないんです。
2.ご縁を大切に、チャンスは逃すな
思っているよりも狭い世界です。スキーでも、スキーに限らなくても。始めはそのきっかけが何に繋がるかは分からないものです。でも、やらなければ何も始まらない。何かに繋がるんじゃないかと一生懸命それに取り組んでいると不思議と何かに繋がって思わぬ結果が得られたりします。なんだか精神論みたいに聞こえていやですが、でも目の前にある短期の結果や利益だけをみて物事に取り組むと、ちぐはぐになって長期間で振り返ってみると常にいろんな方向に動きすぎて得られないこともあるんじゃないかと思います。これも、その時のキャパとの相談かもしれませんが、余裕を作って受けることも大事かもしれません。余裕ができたらやろうと思っても、余裕は多分きません。自分で作らない限りは。それに、そのチャンスは二度とないかもしれません。全ての機会をgetする機会はないけれどね。
3.やさしいことだけが優しさではない 関心を持つ
世の中色んな人がいます。当然合う、合わないもあるでしょう。それでいいんです。でもひとつの目標に向かって行動するときは話が異なります。合う合わないに関わらずお互いに関心を持つことが不可欠です。特にスキー部みたいな少人数の団体ならそれぞれが影響しあっていますし、その大きさもそれなりに大きいと思います。適当に表面上で付き合っている方が、省エネだしストレスフリーですがそれ以上のものも得られないのです。ぶつかりあうのは似たもの同士といったりもしますが、ぶつかるのは決して悪いことではないと思います。ぶつかると周囲がやばいやばいと焦りますが、一番怖いのは、何もない一見平穏に見える無関心状態なのかもしれません。
4.人生山あり谷あり
4年間もいたらそれなりに波があります。それが自分自身の中での葛藤なのか、環境の変化によるものなのかはわかりませんが、それをどう乗り越えるのかが鍵なんだと思います。辛い時こそ耐えろ!といかにも体育会みたいなことを伝えたかったわけではないんです。ただ、4年間を振り返ると一番成長したのは一番つらい時期であったと思います。楽しい時や幸せなときはもちろん大事ですが、それがずっと続いたところでそうでなかったときほどの成長ができるかと言われると私的には言えませんでした。辛い時のアドバイスとはならないかもしれないけれど、試練があるって逆に言うと自分が成長するためのチャンスともいえます。試練を乗り越えた先にはきっと、頑張ってよかったと思える日があるでしょう。終わりのない上り坂なんてないですから。
5. 制約も楽しむ
大学生って色々な制約がありますよね、お金とかお金とか。でも逆に無限に使えるお金があったとしたら、君の4年間は本当に楽しかったと卒業後にいえるでしょうか。お金の制約があったから、宿代や交通費を抑えようと皆で話し合って合宿を考えたり、4年間という制約があったからその4年という期間で○○という目標を達成するために練習を工夫したりするのではないでしょうか。じゃあ、その制約があったから苦しんだかと言われれば、大変だったろうし確かに苦しんだかもしれませんが、それはかけがえのないものだったのではないでしょうか。私にとっては三鷹から札幌まで車でいったのも良い思いでです。
I. 枝葉末節にこだわらない 本質を見極めて
短く、といったのに結局長くなってしまいました。4年間の思い出、そして想いは書ききれないけれどこの辺で。
今まで出会った先輩、後輩、コーチ、ここに書ききれない多くの方々へ
本当にありがとうございました。スキー部に入れて本当に幸せでした。またどこかでお会いしましょう。
思いが強すぎて分身して、4月からも部活に残ったりしないか、本当に卒業できるのかと思ったけれど、できました。
どんな肩書よりも、一橋大学体育会スキー部の一員であることが私の誇りでした。
もう卒業です。
ありがとう
私の大好きなスキー部
そして、さようなら
4年XC ゆきの