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ねえ今 楽しいな

 

1月21日からアルペンの青森合宿に合流しました、横田です。

 

本当は初日の15日から一緒に入る予定だったのですが、ゼミの卒論発表会に出席しなければならず途中参加となりました。でもしっかり卒論は完全終結させてきたので、清々しい気持ちです。製本したものの提出を友達に頼んでしまったので、自分で完成形を見られないことは少し心残りです。大学って小中高と違って卒業アルバムとか買わないしあまり形に残せるものがないので、家用にも一冊製本しようかと思いましたが、普通にお金がかかるし中身は大した論文でもないので辞めました。大学生活の思い出なら、スキー部にたくさんもらったからいいや。形に残るものなら、(自分で編んだけど)ミサンガの一本でも部屋に置いておけば十分でしょう。

 

さて、青森では相変わらずの母親生活です。自炊に勤しんでおります。今回は参加者7人なので10人前くらいを目安に作っています。ネップの半分なので大したことないですね。本気でそう思いながら作っているので私の寮母力も上がったもんです。今日子ナムちゃんのぞひさしがお手伝いしてくれるので全然大変じゃないです。いつもありがとね。ひさしがいっつも仕事を探してそわそわ立っててかわいいです。

 

あじゃらカップの日には幸と大関がお昼ご飯を持たせてほしいとのことだったので、おにぎりに加えて幸の要望に応えサンドイッチも作ってあげました。レタスとハムと卵フィリングを挟んだやつです。なんて素敵なお母さんなのでしょう。幸に対する目線が完全に息子を見る目になってしまうのを辞めたいです。

 

 

ブログ読むか~とスキー部のホームページを開くと怒濤のコンバの更新とゆきののエモブログがありまして、特に頼まれてもいませんが筆をとってみました。

 

引退のときには、愛と感謝だけを綴りたいので、最後のインカレまで3週間という謎のタイミングでマネージャーの葛藤について吐露してもいいでしょうか。

 

 

先日の九大戦を経て、選手それぞれに思うところはあったと思いますが部としては男女総合準優勝を成し遂げた裏で、私はスキーという競技について君たちを支えられたことが一度もないなということに気付いてしまい沈んでいました。もちろん競技スキーは経験がないからそれは仕方ないし、マネージャーという道を選んだことを後悔しているわけではありません。でも少し落ち込んでしまって、引退までの日々は「忍耐」と割り切るつもりでした。

 

クロカン経験者でマネージャーだった岸さんと違い、私はスキーについてアドバイスすることなんてもちろんできないし、選手がしてほしい応援もわからないし、道具についてもわからない。運転だってままならないから役に立たないし、筋トレのアドバイスもできない。怪我の処置にも詳しくないし、練習についていってもできることなんてほとんどない。そこまでしなくていいって?いいえ、私はそこまでできるマネージャーになりたかったんです。もう間に合わないけど。

 

大会のときは往々にして学生役員が駆り出されるので、そりゃ人手はあるに越したことはありません。でも大会中、そんな誰にでもできることしかできない自分が嫌でした

 

スキー部のマネージャーとしての自信とかモチベーションとかって、実はこうやって何度も簡単に揺らいでいて、その度部員たちの何気ない言動に救ってもらってきました。今回はコンバのブログ連投に救い出してもらいましたね、ありがとう。

 

 

戦績で貢献することも競技について教示することもできない自分がスキー部にいる意味って、見いだすのが本当に難しくてですね、入部してから常に耐えない悩みでした。私がやってきたことなんてどれも言葉に表せない、それっぽい何かでしかないのです。

 

スキー部には女子マネージャーの文化は特になかったので、まあそれなりに仕事を見つけてこの道を切り開いてきたような気はします。そこそこにこの部の役に立てたような気もします。

 

それでも正直マネージャーというこの立場はずっと後ろめたかったです。私のやってきたことは、別に競技をやりながらでもできたでしょう。まあキャパオーバーしていたであろうことは否めないけれど。後輩に競技についても教えられる先輩になれていたなら。チームに戦績でも貢献できる部員だったなら。私が入部した頃、きっと迎えてくれた部員たちは私を女子クロカン選手にしたかったと思うのです。2年生のとき、もえかとゆきのとリレーを走ってあげられなかったことを、実はずっと気にしていました。

 

スキーをやっている人はスキーをやっている人が好きなので、マネージャーなんてものは先々でお会いする外部の方から冷たい視線を送られることもしばしば(もちろん悪意はないと思います)。

 

「スキーやらないの?やればいいのに。つまらなくない?」

「滑らないのに大学時代スキー部ですって言うの?」

 

ごめんなさい。私が一番わかっています。ポテンシャルと勇気があればやりたかったかもしれません。

 

 

だけど、私という人間が、この一橋スキー部の「マネージャー」だったからこそ残せたものがあったらいいなと思います。いや、あったと考えることにして、引退までにもう少しそれを増やしたいです。

 

途中入部の私を温かく迎えてくれた同期に、イッチ-がいて、江原がいて、ぜきがいて、影山がいて、もえかがいて。私とスキー部を繋いでくれた幸がいて、たった一人の後輩だったゆきのがいて。一昨年からはあやなとけんちゃんとナムちゃんと今日子がいて。去年からは修造とのぞとりほとひさしとかじがいて。この部は大きくなりました。君たち一人一人が、私のことをマネージャーにしてくれたなあと思うのです。君たちはこの部にいるだけで、全てのマネージャー孝行を終えています。でも叶うなら、インカレで、岩岳で、君たちがそれぞれの目標を達成するところが見たい。

 

頑張っているところも、苦しんでいるところも、たくさん見てきました。これは心の底からの本音ですが、私は君たち選手を本当に尊敬しています。お金だってばかみたいにかかって時間も労力もとられるのに、冬休みや春休みのほぼ全てを合宿に捧げている君たちは、冷静に考えて正気の沙汰ではありません。サークルやバイトにふける普通の大学生とは違うことは確かです。夢中になって捧げられるものがあること、私はとても羨ましいですよ。誰にでも持てるものじゃない、これも一つの才能です。

 

正直、部の運営関連の様々だけで私の脳はキャパオーバーなのに、それに加えてこんなにもスキーのことを考えている。課題はどこか?次なる目標は何か?目指すべき姿は?そのためのステップは?自分の体力のこと、技術のこと、道具のこと、メンタルのこと。それらを考えながら君たちは組織の運営に携わる仕事もしている。学業も疎かにしていないし(たぶん)プライベートも充実している(たぶん)。それは本当にすごいことです。君たち16人は一人残らず常人じゃないよ。スキー部の中だけで考えずに広い視野で見て、自分のおかしさ、そして素晴らしさに気付いてほしいのです。君たちのマネージャーでいられることはとても誇らしいです。

 

そんな心から尊敬する君たちには、やっぱり大会後清々しい気持ちでいてほしい。悔しがれることも本当に素敵だけれど。全員が良い結果を出せることを願わずにはいられません。

 

 

私はあと何ができるかな、青森でアルペンにおいしくて栄養バランスのとれたご飯を作ることと、インカレと岩岳で精一杯応援することだけですかね。せっかくだから、スキー部員として過ごす最後の日々を忍耐なんかじゃなく、楽しむことも頑張ります。君たちの心の支えになれたら、それ以上嬉しいことはありません。

 

 

九大戦ではこんなマネージャーに、たくさんメダルかけてくれて、色んなところで感謝の言葉もくれてありがとう。

 

 

悩むこともしんどいことも多かったし、誰かを思って得にもならないことばかりしていたし、4年の冬にもなって雪国で10人前20人前のご飯を作り続けてるし。こんなとち狂った一橋スキー部マネージャー生活。狂っているからこそいつか愛おしく思い出すんでしょうね。君たちが楽しそうに部活しているところ、本気で競技に取り組んでいるところ、レース後の清々しい顔。それらを見ることだけが、私の唯一のやりがいです。

 

なんか何を伝えたいのかわからなくなってしまいました。まとめるなら、マネージャーにもそれなりに悩みはあって、でもそこから救ってくれるのも君たち選手で、私は選手のことを本当に尊敬しているし感謝している。だから最後まで、誰より応援させて。

 

インカレも頑張ろうね。

 

 

4年MG 横田

 

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