ヨエムはYOEMU
野沢で田舎の子を初めて4日、宿の手伝いと練習をしていたらあっという間に日々が過ぎていきます。相変わらず雪はなく、南原は開かず、今日はついに野沢スモールも断念する事態となり、まともにスキーやろうと思ったら上の平一択です。
これ普通の合宿だったら「お金もったいなーい」「何しにきたんや」となるところですが、居候生活が充実してるので特に虚無感はありません。
今日はスモール飛んでいいと言われたのですが、一本飛んでみたらカンテを踏み壊しそうで怖かったのでやめました、だって今日は気温8度、明日はついに2桁予報、今年は本当に雪ないです。なんといっても野沢温泉村の主産業は観光業、ターゲットはスキー客ですから、雪不足が与える経済損失はとんでもないもので…まあ要は、雪ないない自慢くらいしかないんですわね、書きたいことが。
雪ないない自慢をするのも飽きたので、それ以外の話をたくさんしてみようと思います、気が向いたので。
宿のお母さんは調理を任せてくれる時があって、今日は中学生たちに出すハンバーグの付け合わせ用パスタの味付けを僕の裁量でやらせてもらいました。美味しいかどうかは知りませんが、クソマズくはなかったようで、ちゃんと食べてくれました。青森合宿で鳥さんと2人で料理人やってたことを思い出します。八甲田のリフトで一緒になったときは、「今冷蔵庫ににんじんあったっけ?」とか「今日の昼は何にするか」とか、全力で主夫してましたね。
厨房での仕事には慣れました。油断してお皿とか割らないように気をつけます。お父さんお母さんと普通に呼ぶようになって、親族のような気がしています。この宿を出るときはヨエムロスになると思います。野沢は僕にとって、静岡、前橋、国立に次ぐ第四の故郷になりつつあります。
外国人のお客さんは多いです。お父さんお母さんはお客さんに英語で話しかけられると、江原くんを通訳として召喚します。元英語ディベート群馬県代表選手江原くん、大学生になって英語力は少なくとも向上してませんが、頑張って通訳します。宿の英語案内表記【立ち入り禁止!】とか【スキー置き場こっち→】とかも書いてそこら中に貼りました。大人になってヨエムに来たときに残ってたらいいな〜と思いながら。
さっきもお父さんに呼ばれて酔っ払いオーストラリア人を通訳してきました。どうしてもビール飲みたいvsお前に飲ませる酒はねぇ、前者の勝ちでした。そしてたった今も、夜10時に爆音ミュージックで騒ぐ彼らを鎮めてきました。言えば大体改善するんですよね。だからそれは考え方の違い、習慣の違いなんです。でもそれ乗り換えて折り合いつけるのは簡単じゃない。そこに言葉の壁があれば尚更難しくなり、結果お互いに不信感が募ることになる気がします。
英語に関する自論なんですけど、英語ってみんなのものですよね。だって世界共通語だし。アメリカ人とかイギリス人だけのものじゃない。いろんな人たちがいろんな英語を話してるんだから、お互いよく分からなくて普通じゃないですか?だから聞き取れなくても「自分のリスニング能力が…」って落ち込むんじゃなくて「俺は俺の英語話してる、お前何言ってるかわからん、もう一回言え」って堂々としてればいいんじゃないですかね?ちなみにうちに来るお客さんはあまりクセのない英語で話してくれるので聞きやすくて助かります。
僕はこういう文化多様、言語多様な環境に居心地の良さを感じます。シンガポールやマレーシアみたいな他民族国家がお気に入りで、そういう国で仕事したいです。就活的に言ったら、何をしたいかより先にどんな風にしたいかの方が決まっている状態ですかね。
はい、話の着地点が見えませんが、スキージャンプ
では着地点を見ていると距離が落ちるのでNGです。つまりこのブログはいいジャンプをしてるといえます。すみません本当に見えないので終わりにします。