もはやスポーツでない
菅平合宿2日目。
今日は終日SLでした。寒さも幾分和らぎ、快適なコンディションでした。
インカレ並みの長さのコースでした。インカレ並みということで、昨年の白馬同様、陸トレになってしまうのではないかと危惧しました。しかし幸いなことにバーンもよくスキーの体裁は整ったと思います。
ただ環境が環境なだけに周囲の選手と比べると同じスポーツをしているのかと疑問に思ってしまいます。もう少し正確にいえば、俺はスポーツをしているのか?ただ長い板状の物を足にくくりつけてサイドステップで斜面を駆け下りているのではないか?いやサイドステップすら踏めていない。
つくづくアルペンが旗門を通るスポーツではなく、いかに速く滑るかという競技であるということを感じます。
午後のタイムレース中も前走という形でトレーニングさせてもらいました。タイム計測に、上から下までビデオ撮影という恵まれた環境でのトレーニングでした。感覚的によかった2本目が2秒も落ちてて……
でもビデオで見たら納得!遅いわけだ。すごく大事なことを学びました。
こういう厳しい環境でトレーニングすることは、出来るようになることも限られていて、周りとの差も大きく、楽しいことではありません。
ただこういうところで出来たことっていうのは本当に自信を持てることなのではないのかな。心は折れるかもしれないけど、折れた根っこの部分は強く頑丈になっているんだと思います。
たった2日間でしたが、充実していました。確かな手応えと大きな失望感を手に入れました!
健志さん、東洋大のみなさん、ありがとうございました!!
3年石戸谷