何かのおわりは何かのはじまり
札幌ではしとしとと雨が降っています。そろそろ春なのでしょうか
個人旅行と称して北海道を満喫中の私ですが、本日バイアスロンの大会に出場してきました。どうだったかって?きつい!当たらない!楽しい!! 4年生を目前にして新しいことに挑戦できてわくわくしてます。色々あったんですよ、そりゃもう書ききれないので興味のある方はおはなししましょう~
ひとつ、プロの方のお陰で板がめちゃくちゃ滑ったことだけ付け加えておきます~
さて、私の主将時代も残り5日ということで振り返りをしようかなと思います。
まず、部員へ。一年間おつかれさまでした。そして、ありがとう(ございます)。私はいわゆる「主将」とはかけ離れていて、強いリーダーシップも優れた技術も持ち合わせていませんでした。経験も少なかったため始めはどうしたらいいのか分からず、右往左往していました。部の方針もあいまいだったり、目的が定まらなかったりと、後輩たちも困っていたことでしょう。そして、先輩方。4年生になってゆっくりできるかと思ったら、「永遠の一年生」が主将になったことで放っておけず大変だったと思います。
加えて、時はコロナ禍。スキーをするためのコロナ対応がいつしか日々の課題となり、業務生活で疲弊した後輩達をみて、私は何をしているのだろうと絶望感に襲われたこともありました。部活の楽しさを誰よりも伝えたいとおもっていたはずなのに…
肩書が重かったこともありました。個人としてならできることも、「主将」という肩書がついていると大胆に行動できないというジレンマがありました。
正直、前半は失敗の事の方が多かったです。いろいろと空回りして、途方に暮れていた時もありました。そんな時助けてくれたのは、先輩達でした。
後輩たちも、色々思うことはあったはずなのに、サポート、そしてついてこようとしてくれてありがとう。車の中やワックスルームで色々な考えを聞けて、そして優しい言葉を聞けて本当に救われていました。
そして、ある部員へ。もう時効でしょう。信じられないほど衝突を繰り返し、誰もが共存説をあきらめる中で、最後に距離が縮まったのは(と私は思っています)本当に嬉しかったです。君がいなかったら私は成長できませんでした。諸々Sorry and Thank you
迷惑をかけた様々な人たちへ。本当にすいませんでした。もう大丈夫です。きっと
ぶつかりあえるってある意味幸せだと思います。お互い疲れますし、それなりの想いがなければ衝突もしません。部員でも家族も友達もぶつかりあうよりぶつかりあえない方が問題なのかもしれない。そう思いました。
OB・OGの方々。大会の結果報告が遅れたり、仕事でお疲れのところちんぷんかんぷんな活動報告を送り付けられたりと主将・渉外としてご迷惑をお掛けしすいませんでした。江原先輩がいなければさらに多くの珍表現を配信してしまったことでしょう。
どんなチームにしたいの?今なら自信を持って言えます。皆から愛されるチームにしたかったと。成績を追求しつつ楽しいと思える部活。そんなことを言いながら迷走していた時期もありましたが、結局は愛されるチームでいたかったのです。インカレのリレーで、他大の部員、そして話したことのない鹿角の人達にも応援してもらいました。あるジュリーが試合後に、「感動をありがとう」とわざわざ言いにきてくれました。皆から応援されるってなんて嬉しいものなのでしょう。一橋大学体育会スキー部を応援してくださった方々、本当にありがとうございました。そしてこれからもどうぞよろしくお願いします。
次期主将の修造へ。主将はマニュアルもないので引き継ぎもしません。和を大事にということは付け足そうかな。困ったことがあったら一人で抱え込まずに相談してね。大変なこともあるかもしれないけれど、この私ができたんだから修造ならきっと大丈夫。
主将としての期間はあっという間とよくいうけれど、ちっともあっという間ではありませんでした。一年なんて冗談、5年くらいあったような気もします。でもそれだけ色々なことがあって部活としても乗り越えてきたものがあるということですね。その中で、どれだけの人に支えられてきたことか。言葉では言い表せないけれど、皆さん本当にありがとうございました。
ポンコツな主将でしたけど、お世話になりました。(まだ一年あるけれど。)今年の4年生が惜しまれたように、私も後輩に想ってもらえる素敵な先輩になれるようがんばります!
4年生も現役部員も、本当にありがとうございました。そしてこれからもよろしくお願いします。
“All’s Well That Ends Well” -William Shakespeare
2022年3月26日 主将 竹内由紀乃