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ふぉーてぃーん

青森にやってきて二週間が経過した。

朝起きて軽く走ってから体操をする。
それから朝ごはんを食べ、山に向かう。
一通り滑って帰宅し、昼食を食べ、昼寝する。
起きると夕方になっており、夕飯をいただき、風呂に入り、床に就く。

この一連の動作をテストが終わり、一息ついてからぼくらは14回も繰り返したことになる。

14日というと336時間、言い換えれば20160分、さらには1209600秒という考え方もできる。

つまりどういうことかというと、とんでもなく長いということだ。
しかし恐ろしいのは全くその自覚がなく、体感では3日経ったか経たないかくらいにしか感じない。

充実しているというのはこういうことかと日々実感している。

充実していてブログを書く暇がない僕だが、誰かに小言を言われる前に書いていこうと思う。

1月29日(水)
この日は雨が降っていたためオフとなった。
この日から故障した圧雪機が復活すると聞いていたが、さすがに雨の中ゲートを通る気にはなれなかった。

しかしなにもしないのは忍びないため、ジムで体を鍛えることにし、青森市郊外にある、前田アリーナへ向かった。

この施設は体育館、プール、トレーニングルーム等さまざまなアクティビティが行える総合施設となっていて、今年からあらたなトレーニングルームと屋内トラックがはいった別館のような施設ができ、とても使い勝手がいい。

また10名以上のみ限定だが、ホテル並みのいい暮らしが格安でできる宿泊所が併設されているのも魅力だ。近くにクロカンコースやシャンツェがないためノルディックをさそえないのは非常に残念だが、来年は20名程度になるであろうアルペンチームで利用するつもりなので楽しみだ。

施設の紹介はさておき、その日はいつものビッグスリー、その他各自で足りないところを補う形でトレーニングを行った。

まともな筋トレをするのはほぼ一か月かそこらぶりだったため、リハビリ的ば重量でおこなったが、翌日全身が筋肉痛に襲われたことは言うまでもないだろう。
しかし筋肉痛というものはここ一年で一切不快に感じなくなったことに自分でも驚いた。むしろ心地良ささえ感じ、生きていることを実感できている。これが筋トレを続けると得られる恩恵なのだろうか。

1月30日(木)
普段は平日は水曜に練習するマスターズの人たちが振替で練習するとのことだったのでご一緒させてもらった。

種目はGS
八甲田では昨晩から雪が降り続いており、圧雪したうえに重たい雪が積もっていてよくないコンディション。頻繁なコース整備の上でゲートトレーニングを行った。
しかしスピードが出ている中で悪いコンディションが重なるとどうしても恐怖心がわいてくる。結局自分の恐怖心を静めることができなくて、せっかく佐伯さんにメールでアドバイスをもらったのに実践できず。

悪いところがわかっているのに満足に達成できない。最近はこんなもやもやに悩まされることが多くなってきた。

しかしその日そんなもやもやが吹き飛ぶイベントがあった。

某キッスイ先輩がすでにブログにされているが、その日の晩は青森如水会の新年会兼スキー部激励会が開かれた。
前年度でもお馴染みの諸先輩方に加え、今回初対面の先輩を加えた六名にごちそうになった。

普段なさっていること、昔の大学時代ことなどをベースに様々なお話をきかせてくださったが、やはり皆さんパワーに満ち溢れており、それはご高齢の方も例に漏れていなかった。

こうしてスキー部とは関係なく、後輩を援助してくださる先輩がいるこの大学にはいってよかったなと改めて感じたし、自分もこういう大人になりたいと思った。

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帰京したら如水会にちゃんと入会しとこうと決心した。

1月31日(金)
きっすぃパイセンを交えてSLのショートポールでのトレーニング。
天候は時折晴れ間をみせるが基本的には雪。しかし視界がよくなったのは本当に久しぶりで、八甲田が本来どういうゲレンデなのかをみた。

きすぃ先輩はさすがクロカンをやってたことはありスキーにのるのがうまかった。試しにゲートに押し込んでみると思いのほかうまくて驚いた。誰かが「スキーは結局どの種目でもポジションだよねー」といっていたことを思い出し、勝手に納得してしまった。

練習は午前中でおわり、ポールを片付けた後はロープウェイへ。
三人でバックカントリースキーを楽しんだ。

ところどころ天然のジャンプ台ができてたのでぴょんぴょんとべたり、もふもふの雪にあしを取られながら滑るのは、普段整備されたゲレンデで気持ちよく滑るのとはまた違った快感があり、スキーというスポーツの可能性を一年ぶりに確認できた。

午後は先輩をつれて町へ。
青森駅まえのお土産屋さんや市場(夕方なのでほぼしまっていた)を案内。

青森で有名なシジミは保存が効くものだとだいたい一緒にみそがはいっていて即席みそ汁にできるようになっているのだが、「家にあるから」と頑なにみそがはいってないものを探す先輩はおもしろかった。(結局みそ入りを購入した模様)

帰宅後、鳥谷部さんのお母さんと一緒に夕飯をいただき、楽しいひと時を過ごした後、インカレまでのお別れをした。
何度かビデオを撮ってもらったり、プライベートで来てるはずなのにお手伝いしてくださって本当に助かりました。ありがとうございました!

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愛しあう二人

2月1日(土)
モヤジュニア、七戸のチーム、マスターズとかなりの大所帯での合同練習。種目はGS
この日はかなり調子がいい。

うち一本は佐伯さんや鳥谷部さんから言われたことがうまく意識でき、いいラインで滑ってこれていたとおほめの言葉をいただいた。

今日はGS板と友達になれるかも…

そう思っていたのもつかの間。大転倒。

左足のすねの部分を痛めてしまい、スキーをするのも困難に。急遽練習を切り上げて病院へ。
レントゲンを撮った結果、幸いなことに骨や筋には異常なし。

スポーツには怪我がついて回るとはいえ、鳥谷部さんのご両親にはご心配とご迷惑をおかけしてしまい少しへこんだ。

痛めた原因だが、転倒したときに左の板だけ外れなかったことが大きいのではないかと考えた。実は九大戦で解放値をきつくしたっきり、左の板だけねじが回らなくなってしまい、そのままにしていた。

そこで、鳥谷部さんのお父さんからの提案でビンディングのお手入れをしてみることなった。潤滑油をさしてみるとあんなにかたかったねじが回るようになってびっくり。おかげでビンディングはよみがえり、安心と安全を手にいれることができた。

2月2日(日)
この日もGS。前日と同じような構成の人数で行った。
大関は残念ながらあんよが痛かったのでカメラマンとして参戦した。

普段スキーをしている側からすると動き続けているためそんなに寒さは感じないが、じっとしているとやっぱりスキー場って寒いことが分かった。ふもとでずっとビデオを撮り続けているコーチたちってこんなに大変なんだということがわかるいい機会だった。

午後は鳥谷部さんのお父さんが使っていたバックプロテクターを貸していただけるということで、それを回収しに鳥谷部さんの実家へと向かった。
ついてみると驚いた。
まるでト○ロに出てくるような大きな屋敷がそこにはあった。

庭には銅像がたち、蔵のようなものまで建っている。内装はまるで昭和にタイムスリップしたみたいで、鳥谷部家の謎は深まるばかりである。

帰るときにふと、「こういう実家にくるイベントって、ぼくみたいな後輩じゃなくて彼女とかつれてきてやるイベントなんじゃないか」と思ったがあえて口には出さないでおいた。

その日の晩は焼き肉をごちそうになった。
鳥谷部ファミリーwith僕、マスターズの方というメンツだった。

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焼肉を食べるのはひさしぶりで、ほんとうにおいしかった。ごちそうさまでした。

ブログをためると書きたい内容が頭からあふれてしまいごちゃごちゃになってしまうので、これからはもう少しこまめに書きたいと思う。

以上アルペンの近況でした。

p.s. 洋一さんが最近「だ。である。」調でブログをかいていたので真似してみたら以外と書きやすかった。

AL二年 大関

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